RCサクセション、3人時代のスタジオライブを最新技術でレストアし映像作品化 “ハード・フォーク”なパフォーマンスを13曲収録
RCサクセションが、1970年代の貴重なスタジオライブ映像と音声を最新技術でアップグレードした「HARD FOLK STUDIO LIVE」をDVDとBlu-rayで6月5日に発売決定。初公開の初期RCサクセションの貴重な写真を盛り込んだブックレットが付属する。
テレビ神奈川(tvk)で1972年から1976年まで放送されていた人気音楽番組「ヤングインパルス」。そこに出演した3人編成時代のRCサクセションの幻のスタジオライブ映像全13曲を収録する。メンバーは忌野清志郎(ギター&ボーカル)、林小和生(ベース&ボーカル)、破廉ケンチ(ギター&ボーカル)。その後、バンド編成となりKING OF ROCKとして全国的にブレイクする前のRCサクセションの姿が観られる貴重な映像だ。
編成的にはフォーク・グループだが、その歌詞やパフォーマンスの中には既にロックとソウルが溢れている。まさに唯一無二のハード・フォークと言える演奏だ。マッシュルームカットの初々しい忌野清志郎のパフォーマンスには、誰にも押さえつけられない衝動が渦巻いているのが感じられる。アグレッシブかつシニカルな演奏とは裏腹に、曲間の20代前半のメンバーのMCは、まだ可愛らしささえ感じるほど初々しいのも見どころ。
セットリストの中には、当時ライブでは演奏されていたが、3人時代のRCでは正規に録音されなかった「ガラクタ」「愛してくれるなら」「僕の情婦」「お墓」といったレア曲も含まれている。当時のフォークというカテゴリーには収まりきらないRCサクセションの原型がここにある。