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音楽ドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』予告編・本ビジュアル完成

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©2024「トノバン」製作委員会

日本のロック・ポップス黎明期から時代を先取りし、今なお世代を超えて多くの人々に影響を与える音楽家・加藤和彦の軌跡を追った初めての音楽ドキュメンタリー映画『トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代』(配給:ナカチカピクチャーズ)が、5月31日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国公開となる。予告編と本ビジュアルが完成した。

高橋幸宏が加藤和彦に寄せた想いから映画化の企画が立ち上がった本作は、日本初のミリオンヒットを生んだザ・フォーク・クルセダーズの結成秘話、サディスティック・ミカ・バンドの海外公演やレコーディング風景などを交えた映像、さらに日本のポップスの金字塔とも言える“ヨーロッパ三部作”に隠された逸話などを、関係者インタビューと貴重なアーカイブ映像で綴り、彼の音楽家としての功績を紐解いていく。

加藤がリーダーを務めたサディスティック・ミカ・バンドのヒット曲「タイムマシンにお願い」で幕をあける予告編では、ジャンルをまたいだ多彩な関係者によるインタビューの一部が登場。サディスティック・ミカ・バンドが日本よりも先にイギリスで評価されることに大きく貢献したクリス・トーマス(音楽プロデューサー)、同バンドのメンバー高橋幸宏(音楽家)、小原礼(ベーシスト/作曲家/音楽プロデューサー)、その他コシノジュンコ(デザイナー)、泉谷しげる(シンガーソングライター/俳優)、きたやまおさむ(作詞家/精神科医)らが、それぞれの言葉で加藤への評価や彼の魅力を語っていく。また、日本初のミリオンヒットを記録したザ・フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」をはじめ、時代を先取りした革新的な楽曲のごく一部を紹介。予告編の最後には、“トノバンが残した名曲は、これからも語り、歌い継がれていく”という本作の強いメッセージがナレーションとして添えられた。

なお、この予告編のナレーションは、今作のために新たにレコーディングされた「あの素晴しい愛をもう一度~2024Ver.」のアレンジャーであり映画出演しているミュージシャンの高野寛が担当。手がけた楽曲のジャンルは多岐に渡り、いつの時代も半歩先をいく音楽家だった一方で、他分野の交流の中でも魅力を放っていた姿に迫る作品となっていることが伺える予告編に仕上がった。

あわせて解禁となった本ビジュアルは、ティザービジュアルに続きサディスティック・ミカ・バンドによる1976年のライブ・アルバム「ライブ・イン・ロンドン」のジャケットにも使用された鋤田正義氏による写真を使用している。

企画・構成・監督・プロデュースは、『SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬』『音響ハウス Melody-Go-Round』を手掛けた相原裕美。

相原裕美監督からのコメント

前作『音響ハウス Melody Go Round』完成試写会の時に、高橋幸宏さんから何気無く「トノバン(加藤和彦)って、もう少し評価されても良いのじゃないかな?今だったら、僕も話すことができるけど」と言われたのが、加藤和彦さんに強く興味を持ったきっかけでした。それから、加藤さんの事を調べれば調べる程、革新的な事や、新しいスタイルを産み出している事等々、音楽業界にいながら加藤さんの事を本当に知らなかった、と愕然となりました。微力ながらこの映画が、加藤和彦さんの再評価につながればと思います。

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