Travis Japanの松倉海斗、川島如恵留がW出演する、音楽劇『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』 全キャストの配役・コメントなど公開

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音楽劇『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』

音楽劇『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』

2024年6月・7月、東京・大阪にて、Travis Japanの松倉海斗、川島如恵留がW出演を務める、音楽劇『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』。この度、全キャスト配役、扮装ビジュアル、コメントが公開された。

劇作家・演出家の鄭義信が、原作の核でもある兄弟愛や友情、パワフルなエネルギーはそのままに、オリジナル脚本を書き下ろし、華麗なアクションと独自の映像美で鮮烈な印象を残す、香港映画の傑作『男たちの挽歌』(1986)。この度、世紀を超え、国境を超え、「音楽劇」として蘇る。

出演者は、キット役の松倉海斗、マーク役の川島如恵留ほか、物語の柱を担うホー役の青柳翔をはじめ、岡田義徳、尾上寛之、上瀧昇一郎、清水優、中村まこと、福井晶一、神保悟志と個性豊かな面々が、現代香港に生きる人々を活写する。

(上段左から)松倉海斗、川島如恵留、青柳 翔、岡田義徳、尾上寛之 (下段左から)上瀧昇一郎、清水 優、中村まこと、福井晶一、神保悟志

(上段左から)松倉海斗、川島如恵留、青柳 翔、岡田義徳、尾上寛之 (下段左から)上瀧昇一郎、清水 優、中村まこと、福井晶一、神保悟志

松倉海斗は新前の警察官で、兄(ホー)への反発から正義感を燃やす、キット。川島如恵留は兄貴分のホーと共に北京から香港へ渡り、組織に加わる、マーク。青柳 翔は組織の幹部で弟(キット)の大学卒業と警察への就職を機に悪事から足を洗うことを父と約束し、最後の仕事として台湾での取引に向かう、ホーを務める。
そして、岡田義徳は組織のボス(キン)の息子である、シン。尾上寛之は組織に雇われている殺し屋のジャッキーと香港警察の警部でキットの親友のレイの二役。上瀧昇一郎は香港警察の部長でキットの上司・ジョン。清水 優はキンの甥・ブラッキー。中村まことはキットとホーの父親、ディエン。福井晶一はスクラップ屋「朋友(パンヨウ)商会」の社長であるチェリー・リンとキャバレー「メイプルフォレスト」の歌姫・ブリジットの二役。神保悟志は組織のボス・キンを演じる。

音楽劇『A BETTER TOMORROW -男たちの挽歌-』 スポット映像 ロングver.

さらに、全キャストが登場するスポット映像ロングver.も公開。また、チケット主催先行発売(抽選)が4月17日(水)11:00~より受付がスタートする。

演劇でしか見られないアクションと骨太な人間ドラマの融合、そして俳優陣が放つエネルギッシュな輝きが織りなす、本公演に期待しよう。

【STORY】
ホー(青柳 翔)は、親友で弟分のマーク(川島如恵留)と共に組織に加わり、偽札の製造、取引に関わっていた。そして、病気の父・ディエン(中村まこと)と学生の弟・キット(松倉海斗)を養うため、幹部として仕事をこなしていた。しかし、キットはホーとマークが裏組織で働いていることを全く知らず、正義感に燃え警官になろうとしていた。ホーはキットの警官としての就職を機に足を洗うことを父に約束し、最後の仕事として台湾での取引に向かった。だが取引は密告されており、警察に取り囲まれたホーは、ボスの息子・シンを逃して、自首。一方香港では、取引の失敗を受けた組織が、口封じのためにホーの家を襲撃。ディエンは殺され、キットは尊敬する兄が組員だったことを知ってしまう。さらに事情を知ったマークは報復を決意、裏切り者の一派が集うレストランに単身で乗り込み、敵を皆殺しにするが、足を負傷してしまう。
 
8年の服役を経てホーは出所した。だがキットは父の死の原因をつくり、出世の妨げともなっている兄を受け入れようとはしない。それでもホーは和解を願い、今度こそ堅気となって穏やかに暮らそうとするのだが——。

キャストコメント

■青柳 翔
出演のお話をいただいた時、「これはチャレンジした方がいい作品だな」と直感し、その思いで参加させていただきました。出演が決まって映画を見返しましたが、大好きな“お札を燃やしてタバコに火をつけるシーン”は、現代だとどうなるんだろう、などと想像しながら観るのも楽しかったですね。演出の鄭さんとは初めてご一緒しますが、熱量がすごく大切な作品になると思うので、熱い稽古場にして本番を迎えたい。僕自身が持つ揺らぎと、演じる役が持つそれとがリンクして、物語を面白く展開させていければいいなと思っています。

■岡田義徳
僕は鄭義信という演出家が大好きなので、出演が決まった時は飛び上がるぐらい嬉しかったです(笑)。あらためて映画を見直してみて、泥くささの中にも、男たちの暑苦しさ、素敵さなど、いろいろな要素が詰まった作品だなと感じました。人間の持つエネルギーみたいなものを最大限前に出す演出をしてくださる鄭さんなので、今回も“男たちが全身を使って叫んでいる姿”を見られる舞台になるのではないかなと思っています。今回は音楽劇の『男たちの挽歌』。完成した時、自分たちもびっくりするんじゃないかという期待を抱きながらつくっていこうと思います。

■尾上寛之
18歳で上京後、20歳ぐらいの頃に見て大感動した映画が『男たちの挽歌』でした。ほかにも『仁義なき戦い』や『ゴッドファーザー』など、いわゆるヤクザものの世界に憧れながら生きてきたので、出演が決まった時はめちゃくちゃ嬉しかったです。裏社会を描いた作品ですから、内容的には重たい場面が続くと思われますが、今回は鄭さんの演出で音楽劇。ギャグを得意とする鄭さんによって、あの名作がどんなふうに生まれ変わるのか、僕自身楽しみで仕方がありません。映画に負けない名作をつくろうと思いますので、皆さん楽しみにしていてください。

■上瀧昇一郎
映画では、やっぱりチョウ・ユンファさんが二丁拳銃で敵地に乗り込む姿が圧巻でした。今回、そんな熱い男たちが躍動する舞台に出演し、“男たち”の一員になれると思うとなんだか感慨深いです。兄弟愛、友情の物語として際立っていることはもちろん、アクションで暴れ回る印象もありますから、体力づくりも含め、しっかり準備していきたいと思います。登場人物に対する優しさと世の中に対する厳しい目線が同居する“鄭さん節”と、今まで手掛けて来られた作品とは少し毛色の違う原作が出合い、どんな化学反応が起きるのか、すごく楽しみにしています。

■清水 優
今回、久しぶりに映画を見直してみたら、出所した兄のホーが親友のマークと再会する場面で泣いてしまったんです。あの物悲しい、アンニュイな感じ。昔はまったく引っ掛からなかったのに、大人になって、感情を刺激されるところが変わったんでしょうね。鄭さんとは今回初めてご一緒しますが、いつも喜怒哀楽が濃くて、悲しい時も笑っているような人間味があふれる物語をつくっていらっしゃるなと思います。自分もその中で、今までに出したことのない感情を表現し、一人ひとりの表情が想像できるような、熱い物語を送り届けたいと思います。

■中村まこと
前回鄭さん演出の作品に参加した時の稽古場がすごくいい空気で、今回続けてご一緒できるのはめちゃめちゃ嬉しいです。がまん強く丁寧な演出の合間にも、関西の芸人さんみたいな笑いを「無理言ってすみません」と入れてくるのが好きです。今回気になっているのは“音楽劇”だということ。僕、少ないながらもミュージカルに出させてもらったこともあって……もちろん歌い出したらすぐ歌のうまいアンサンブルの方がどんどん合流してきたんですけど(笑)。だから、「ぜひ、歌わせてください」という覚悟はあります。とてつもない作品になりそうな気がしますので、全身全霊を傾けて臨みます。

■福井晶一
原作映画はオファーをいただいてから拝見したのですが、家族愛や男同士の友情など、熱い思いがたくさん詰まった映画で、非常に面白かったです。“アジアで二番目にしつこい演出家”を自称する鄭さんですが(笑)、もとにあるのは「諦めずにいいものをつくりたい」という熱い思い。弱い者にスポットを当てる鄭さんの作品では、救いや祈りといったものを強く感じます。たっぷり織り込まれる“笑い”とのバランス含め(笑)、音楽劇としてどう立ち上がるのか楽しみです。過去2回に続き、鄭さんの作品で女性役をいただけたこと、また歌を披露できることも嬉しく思います。

■神保悟志
鄭義信さんとは初めてのお仕事ですが、僕の信頼するプロデューサーが強く注視している演出家ということで、ぜひご一緒させていただければと思いました。『男たちの挽歌』は、若い頃に観て、昔の日活映画のような匂いと香港映画特有のアクションの融合が「新しいな」と思ったのを覚えています。裏社会のボスの役ですから、できる限り“ラスボス”にふさわしい悪を演じたいですね。今回は“音楽劇”という新しい挑戦もあるのですが、その中でも、アクション、それぞれの人間像など、いろいろな表現の可能性はあるので、自分のできる何かを見つけていこうと思います。

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