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Awich、アメリカの音楽フェス「コーチェラ2024」で圧巻のパフォーマンス

アーティスト

Photo by HIROAKI FUKUDA

日本国内だけに留まらず、世界に活躍の幅を広げるラッパーのAwichが、4月14日にアメリカ・カリフォルニア州インディオで開催された世界最大級の音楽フェスティバル「Coachella Valley Music and Arts Festival」の”88rising Futures”のステージに登場。日本からの客演勢と共に多くのオーディエンスを盛り上げた現地のレポートが到着した。

ライブレポート

コーチェラ第1週目の最終日は見事な快晴。カリフォルニアの壮大な自然に囲まれ灼熱のヒップホップを見せつけたのは、コーチェラ初出演のAwichだ。

新しい学校のリーダーズの「Giri Giri(Remix)」でコラボした後に彼女たちからバトンを受け取ったかのように、Awichのソロステージの幕が開けた。

「コーチェラ、初めまして!日本から来ました、A・w・i・c・h、Awichです!」と英語で自己紹介をすると、鋭い目つきと堂々たる姿勢でスタンバイ。「THE UNION」のクワイアが流れると大歓声が上がった。ルイ・ヴィトンから提供された衣装が風に吹かれて妖艶に舞い、夕日を背負って歌う彼女の姿はクイーンそのものだ。

「今日はみんなを旅に連れて行くよ!」と話すと自身が生まれ育った沖縄の伝統音楽を取り入れた「RASEN in OKINAWA」を送り、オーディエンスを琉球のオーラで包み込む。続く「GILA GILA」では、ラッパーのJP THE WAVYを迎えてエナジーみなぎるパフォーマンスを見せ付け、“コーチェラ出たから何?“とオリジナルの歌詞からコーチェラ仕様に歌詞を変えて挑発しながらも本フェスへのリスペクトをラップにのせた。

ラストは、Bad Bitch 美学のメンバーのNENE、LANA、MaRI、ゆりやんレトリィバァがステージに駆けつけて「Bad Bitch 美学 Remix」のマイクリレー。赤、オレンジ、緑、ピンク、青とそれぞれのテーマカラーの衣装でステージを彩る5人はまるで女戦士のようだ。「また会いましょう!ピース!」とピースサインを高く掲げ、メンバーと肩を組みながらステージを去った。

日本のヒップホップ界を牽引するAwichが、コーチェラに君臨―。世界最大級のフェスで見せた彼女のステージは、彼女の大事なユニオンが集結した、仲間愛溢れるものだった。

(Text by Megumi Hamura)

セットリスト

  1. THE UNION
  2. RASEN in OKINAWA
  3. GILA GILA feat. JP THE WAVY
  4. Awich, NENE, LANA, MaRI & YURIYAN RETRIEVER – Bad Bitch 美学 Remix

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