リリー・アレン、ビヨンセのカントリーアルバムを批判した後で新曲がカントリー&ウエスタンだと明かす
ビヨンセのカントリーアルバム「カウボーイ・カーター」を批判していたリリー・アレンが、自身の新曲がカントリー&ウエスタンであることを明かした。リリーは、カントリーの本場ナッシュビルを訪れ物語風の新曲を書き下ろしているという。
ニック・グリムショーとアンジェラ・ハートネットのポッドキャスト「ディッシュ」でリリーはこう話した。「音楽のためのスペースを作っているところ。音楽を具体化するために」「アルバムとかじゃなくて、単純にいろいろ試して、うまくいくかどうか確かめているの。カントリー&ウエスタンが大好き。それに、私の曲はお話のようだと感じているわ。ある種物語に導かれた音楽ね」「物事について感じないから、感情を表現することはない。だからそうね、カントリーやカントリー&ウエスタンはすごく合ってるんじゃないかな」
2018年の「ノー・シェイム」以降アルバムリリースのないリリーだが楽曲制作をゆっくりと進めているという。自身のポッドキャスト「ミス・ミー?」で共同ホストで親友のミキータ・オリヴァーにリリーはこう話していた。「私はナッシュビルにいて、みんな本当に優れた人ばかり。たくさんの遺産がある」「ここにいるのは、かなり気が引けるの。みんな本当に才能があるんだから」「昨日曲を書いたんだけど、すごく良くって気に入ったわ」
一方でリリーは数週間前、ビヨンセの「カウボーイ・カーター」を「打算的だ」と批評、ドリー・パートンの大ヒット曲「ジョリーン」をカバーしたことに関して、同ポッドキャストでこう語っていた。「新しいジャンルに取り組もうとしているときに、そのジャンルの代表曲を選んでカバーするのってすごく興味深いこと」「つまりビヨンセ、あなたよ」「これがそのままのビヨンセのなのか・・・もしくは、ドリーを演じているの?」
ミキータが、リリーが現在カントリーアルバムを制作しているのは皮肉だと当てこするとリリーは、「アルバム発売前か発売告知の前にビヨンセが、ブロンドのカツラとカウボーイハットをかぶっていた」「これまでビヨンセをアイコンとして拒絶してきた組織に挑戦するということなの。今やカントリーのラジオで最もプレイされている女性よ」「でも私は、カントリーの市場を征服しようとしているわけじゃない。ビヨンセがカントリーを愛してないんじゃないかって言うつもりはないけど、私はカントリー・ミュージックをずっと愛してきた。自身の曲では物語を伝えているし、多くのカントリー・ミュージックが同じような手法だから、私のやっていることにも合っていると思う」と応戦した。
© BANG Media International