坂本龍一、1987年発表のアルバム「NEO GEO」にツアー映像を加えアナログBOX化
坂本龍一1987年発表のアルバム「NEO GEO」にツアー映像を加えたアナログBOXが、7月24日に再発決定した。「NEO GEO」は1987年発表の7枚目のソロアルバムで、初の世界リリースを前提にビル・ラズウェルとの共同プロデュースで制作され、スライ・ダンバー、ブーツィー・コリンズ、トニー・ウィリアムスなど、異なるジャンルのトップ・ミュージシャンたちが参加。エレクトロニックなサウンドをベースにしつつも、沖縄音楽やバリの伝統音楽などオーガニックでエスニックな音楽要素を融合し、レコーディングは東京とニューヨークを往復して行われ、国際色豊かな強い個性も持った作品。世界20ケ国以上でリリースもされソロ・キャリアの中でもマイルストーン的な存在となっている。
今回の再発ではバーニー・グランドマンによる最新カッティングの「NEO GEO」と、イギー・ポップをボーカルに迎えた「RISKY」12インチシングルの2枚のアナログ盤に加えて、「NEO GEO」がリリースされた1987年7月に行われた国内ツアーの最終日を収録し、NHKで放送された東京・NHKホールでのライブ映像を初商品化。さらに、映画『ラストエンペラー』で日本人初のアカデミー賞・作曲賞を受賞した直後の1988年6月にアメリカ・ニューヨークのビーコンシアターで行われたライブ映像「NEO GEO Live in New York」を、最新の技術でアップコンバートした、2枚のBlu-rayの4枚組BOXセットとしてリリース。ブックレットには「NEO GEO」のレコーディングとツアーにも参加したギタリスト、窪田晴男のインタビューを掲載。デザインはオリジナルのアートワークを担当したビーンズの井上嗣也が手掛けている。
また、「NEO GEO」単独のアナログ盤180g重量盤と、最新デジタルリマスタリングのCDがBlu-spec CD2の紙ジャケ仕様で同時発売される。