Aぇ! group、デビュー前日に大阪・道頓堀でサプライズイベント開催 船上から「《A》BEGINNING」を熱唱
5月14日、Aぇ! groupにとって関西ジュニア最後の日。大阪・道頓堀川の船上からデビューシングル「《A》BEGINNING」を披露する、サプライズデビューイベントを開催した。
Aぇ! group公式Xからイベント1時間前に、告知されたにもかかわらず、午後1:00からのサプライズデビューイベントに駆けつけた人の数は、なんと7,000人! グリコの看板下の戎橋を挟んで、道頓堀川の両サイドに続く「とんぼりリバーウォーク」には、「Aぇ! group」と書いたいくつもの提灯が並び、メンバーの名前が書かれたメンバーカラーの幟(のぼり)が掲げられている。メンバーを待つ間、「《A》BEGINNING」がヘビー・ローテーションで流れ、ファンの気持ちをワクワクさせていた。
13:00、ゆっくりと3隻の船が川に現れるとステージを設置した中央の船から「こんにちは〜!」と大きく手を振りながらAぇ! groupが登場。5人が現れると、今か今かと待っていたファンから「キャーッ♡!」という歓声が沸き起こった。「皆さん、暑い中、ありがとうございます」と正門良規が労いの言葉をかけるほど、この日の道頓堀は夏のような暑さにもかかわらず集まってくれた人々を見渡し、「すごい人やな」(正門)、「こんなに集まってくれたんや」(佐野晶哉)、「こんなに暑いのにね」(末澤誠也)、「マジでみんな、ありがとう」(小島健)、「ありがとうございまぁーす!!」(草間リチャード敬太)と感謝を口にしながら、全方向に体を向けて、5人は集まってくれたファンに手を振る。
「Aぇ! groupらしいイベントをするならどこかなってなったときに、大阪松竹座もあるし、道頓堀は僕らの聖地にしていきたいなということで、ここにさせてもらいました」と正門が言うように、Aぇ! groupにとって道頓堀は特別な場所。リーダー小島健が、2023年11月に「Aぇ!!!!!!ゐこ」(MBS)の企画で、絶滅危惧種のニホンウナギを捕獲するという、偉業を成し遂げた場所でもある。
ひとしきり挨拶した後は「《A》BEGINNING」の聴きどころやミュージックビデオの見どころを上げていくメンバー。「“恐れを撃ち抜け”の俺」と佐野、「俺は肩、組むところかな」と草間が言うと、小島はイントロで腕を回す振りを「心が荒ぶれる」と独特の表現でオススメする。末澤は「俺は上ハモ全般とフェイクかな」とアピールし、正門は「Bメロの俺のところ、裏で手拍子が鳴ってるから皆さんにもやってほしい」と話した上で、「今から歌いまんがな!(笑)」と言って集まったファンを喜ばせた。
船上ステージで、「A」の形にスタンバイ。「《A》BEGINNING」を歌い始めると、それまで以上に太陽の日差しが強くなり、不思議なほどメンバーを照らしだす。ミュージックビデオで見る強い表情とは違い、笑顔を交わしながら楽しげに歌い、“明日を砕いた フルテン・ラウンダー”と5人で肩を組む姿も微笑ましい。草間の華麗なキック、「oh Yeah〜!」とハイトーンな末澤のフェイクが響き、イベントならではのパフォーマンスで盛り上げた。そんな中、サビで踊るのを忘れていた正門は、ひとりだけサビ中にニコニコ手を振ってファンサするという、最新の天然エピソードを残して帰った。
イベント終了後に行われた会見では、「道頓堀を聖地にしたい思いはあるけど、まだ今の僕らは道頓堀にふさわしくない。いずれは「ここでAぇ! groupがサプライズイベントをやったんやって」と言われる場所に、聖地にしたいです」とリーダーらしく、小島が熱い言葉を語っていた。
(文:佐藤尚生)