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ReoNa、5周年記念全国ツアー『ハロー、アンハッピー』が開幕 台北・香港・上海をめぐる初アジアツアー開催も発表

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ReoNa 5th Anniversary Concert Tour “ハロー、アンハッピー”

ReoNa 5th Anniversary Concert Tour “ハロー、アンハッピー”

5月18日(土)、埼玉県・戸田市文化会館にてReoNaの全国ツアー『ReoNa 5th Anniversary Concert Tour “ハロー、アンハッピー”』が開幕。レポートが到着した。

“絶望系アニソンシンガー”ReoNaが自身の5周年記念した全国ツアー『ReoNa 5th Anniversary Concert Tour “ハロー、アンハッピー”』をスタートさせた。

初日の会場となった埼玉県・戸田市文化会館には早い時間からツアーグッズを求めるファンが列を為し、ツアーへの期待を膨らませていた。

客席は早い時間から開演を待つファンで埋め尽くされていた。どの顔を見てもどこか楽しげな空気感。久しぶりの全国ツアー初日に対する期待感も高まる。

一曲目はReoNaの始まりの曲「SWEET HURT」。これまでのライブでは比較的ラストを飾ることの多かったこの曲からスタートしたことに、少しだけ驚きを覚える。録音された音源と聴き比べるのは野暮というものだろうが、シンガーとしての成長と進化をまざまざと見せつけた所で、ReoNaの“お歌”の時間が始まった。

ホールの天井に響き返ってくる声は明らかに過去とは違うものになっている。照明、音響、バンドもReoNaの歌を最大限活かすかのように最高のパフォーマンスを見せる。それに決して負けることなく、いや、それを牽引するかのように歌い上げるReoNa。

ライブ中盤では17日にデジタルリリースした新曲「オムライス」を披露。以前ファンクラブツアー『ReoNa Acoustic Live Tour“ふあんぷらぐど2023”』で歌われたことがあるが、改めて客席に放たれたこの曲は、我々から縁遠いとは言えない、壁一枚挟んだ隣りにある絶望の物語。決して現実は全てハッピーエンドとは限らない、それでも生きていくReoNaの矜持のようなものを感じさせる楽曲に、客席は瞬間、完全な静寂。そこからの万雷の拍手が本当に「届いた」のだということを感じさせる。

ReoNa 5th Anniversary Concert Tour “ハロー、アンハッピー”

ReoNa 5th Anniversary Concert Tour “ハロー、アンハッピー”

ライブの中では台北、香港、上海で行う『ReoNa 5th Anniversary Concert Tour“Hello,UnHappy” in ASIA”』も発表された。以前台北、香港でライブを行ったことはあるが、ツアーとしてはReoNa初となる。タイトルにもある通り、5周年記念ツアーが国内からアジアへと展開していくことで、ReoNaの“お歌”が世界に広がっていくのが今から楽しみで仕方ない。すでに完売となっていたNHK大阪城ホール公演も機材席確定につき、完売公演の追加販売が決定したとのこと、是非会場まで足を運んでもらいたい。

始まったばかりのツアーなので、これ以上の詳細はレポートは避けるが、総じて感じたのは、武道館ワンマンを超え、2ndステージを歩むReoNaが、改めて自己紹介をしてくれたようなライブだったということだ。集中と開放、静寂と熱狂。動脈と静脈を巡る血液のようにReoNaのお歌が感情をかき乱す。

ReoNaという名前は聞いたことがある、一曲くらいは聴いたことがあるという人にこそ足を運んでもらえたら、彼女のお歌も、音楽もしっかり感じてもらえるのではないだろうか?ライブの余韻を感じつつ、そこからもう一歩踏み込めば、きっとReoNaが「絶望系アニソンシンガー」を標榜する理由もわかるような気もする。

本ツアーのタイトルは、ReoNaがずっとキャッチコピーにし続けている「ハロー、アンハッピー」。始めましても、お久しぶりも、いつもありがとうも。全ての観客にReoNaが「ようこそ」を伝えるための旅が、今始まった。

レポート=加東岳史 カメラマン=平野タカシ

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