レッド・ツェッペリンのドキュメンタリー映画、海外で劇場公開へ
レッド・ツェッペリンのドキュメンタリー映画『ビカミング・レッド・ツェッペリン』が海外で劇場公開される運びとなった。バーナード・マクマホン監督によるスターダムに駆け上る4人の軌跡を収めた同作、ソニー・クラシック・ピクチャーズにより北米、南米、(日本を除く)東南アジア、中東などで配給される。
公開日は現在未定なものの、ついに完成となった同作だが、2019年に製作が発表され、仮編集版が2021年のヴェネチア国際映画祭で上映されていた。バラエティによると、最新のサウンドミックスと共にメンバーらの未公開映像が収められているという。
マクマホン監督はプレスリリースでこう話している。「『ビカミング・レッド・ツェッペリン』は製作できるとは誰も考えていなかった映画だ。バンドがスターダムに駆け上ったスピードはあまりに速く事実上記録されていない。世界中を綿密に探し回り、見つかった映像や音声のアーカイブを何年にもわたり修復して、この物語がついに語られることとなった」
同バンドへの前代未聞のアクセスと銘打たれた同作、50年間で唯一メンバーが参加したドキュメンタリーで、ジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズへの新たなインタビュー、1980年に泥酔、窒息により32歳で亡くなったジョン・ボーナムのアーカイブ映像も収録されている。
そんな同バンドは2007年にジミー、ロバート、ジョン・ポール、そしてジョンの息子ジェイソンをドラムに迎え、前年に亡くなったアトランティック・レコードの創設者アーメット・アーティガンへの追悼の一環として、ロンドンのO2アリーナで1度限りの公演を開催していた。ジミーは、当初公演を数回企画していたものの、結局実現しなかったことを明かしていた。
一方ロバートは、同バンドはロンドン公演以降ツアーに関する話し合いをしていないと強調、その可能性を否定していた。
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