ハード・ファイ、10年ぶりの新曲「ドント・ゴー・メイキング・プランズ」をリリース
ハード・ファイが、10年ぶりとなる新曲「ドント・ゴー・メイキング・プランズ」をリリースした。同名の新作EPに収録予定の夏らしい1曲となっているが、実はイギリスのデモにおける警察と一般市民との衝突についての抗議ソングだという。
2014年にリリースしたベスト盤「ベスト・オブ・2004-2014」に収録の「ムーヴ・オーヴァー」以来となる新作について、フロントマンのリチャード・アーチャーはこう説明している。「クラブで踊ったり、ラジオで流したりもできるような曲だ。なぜなら、こういう曲は僕らの邪魔をする無意味な制限を回避し、真の繋がりを築くことができるからね。小規模な混乱以上を引き起こす抗議を禁止するという法律案を政府が通過させるなんて、まるでディストピア映画のようだ。抗議活動の目的は混乱だ。物事の必然的な流れを中断させ、国を動かしている人々に再考を促すんだ。特に、人々が実際に必要としているものを重要視していないような政府の場合にはね」
EP「ドント・ゴー・メイキング・プランズ」は11月1日にリリース、また同月には10日間のUKツアーも予定されている。チケットの先行販売は5月22日、一般販売は5月24日、どちらも10:00(英国夏時間)より開始予定で、https://hard-fi.planet.fans/aaa/register での事前登録が必要となっている。
2011年の全英トップ10アルバム「キラー・サウンズ」が最後のスタジオアルバムとなっている同バンドは、次のライブで「キャッシュ・マシーン」や「リヴィング・フォー・ザ・ウィークエンド」といった名曲とともに新曲をファンとシェアするのが待ちきれないようだ。
リチャードは「一緒にライブをすることでバンドの中心にある炎が再び燃え上って、僕たちが昔の曲を演奏するのを楽しむのと同じくらい観客の皆にもそれを聞くのを楽しんでほしい」「僕たちは皆、何か新しいものを作りたいという衝動に駆られたんだ」と話している。
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