坂本龍一がエイベックスと設立したプロジェクト「commmons」がロゴをリニューアル、映画『Opus』公開記念の旧譜キャンペーンも

アーティスト

坂本龍一をはじめとするアーティストたちが音楽の新たな可能性を模索すべく、2006年にエイベックスグループとともに設立されたプロジェクト「commmons」が、レーベル設立から17年が経て、ロゴをリニューアルする。

同レーベルは、「think global, act local」を合い言葉に、エコロジカルな視点を持ち、社会・文化貢献を目指す新しい音楽コミュニティーとして、アーティスト/クリエイター、音楽産業、ユーザー/リスナーのよりよい関係を作るための「共有地(commons)」となることを目的として様々な活動をしてきた。レーベル名も、共有地(commons)の中心に音楽(music)が存在し続けることを願って、3つの「m」のcommmonsと名付けられた。

SDGs時代に先駆けて2006年の設立当初から環境保護活動にも力を入れており、パッケージのカーボンオフセットやプラスチックを極力使用しない商品パッケージを推進している。

なお、映画『Opus』の公開を記念して、commmonsの旧譜キャンペーンの開催も決定した。特典として新ロゴのcommmonsステッカーがプレゼントされる。

commmons声明

これからのcommmonsのこと。

commmonsは2006年に「音楽の共有地」を標榜し坂本龍一がエイベックスの力を借りて、主に日本向けに立ち上げたレーベルです。自身が自由に音楽作品を制作する足場として、また音楽を作る個人が作品を発表したり販売するためのツールとなったり、リソースを提供することを目的としていました。その目的が満足のいく形で達成することはありませんでしたが、それでも坂本龍一の日本のホームとして一定の認知を得たのではないかと思います。

さて、これからです。

坂本龍一が今生を離れたいま、わたしたちには何ができるのか。

坂本龍一が残した作品を守り、残し、伝えていくこと。
坂本龍一の言葉から音楽への想いを学び、新たな音楽が生まれるチャンスを作ること。

そんなことを考えて、気持ち新たに坂本龍一と歩もうと思います。

その意思を表明すべく新しいロゴを作りました。

「共有地(commons)の中には“m(music)”がある」

私たちのこれからを見守っていただければ幸いです。

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