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ECMレコード創立55周年キャンペーンがスタート、ドキュメンタリー映画『ECM レコード―サウンズ&サイレンス』の今秋日本劇場公開も決定

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ヨーロッパを代表する名門ジャズ・レーベル、ECMレコードの創立55周年を記念し、名盤を録音年代順に探求できるSHM-CDのシリーズ「ECM 55 Revisits」の第1弾が本日リリースされた。

ECMレコードは「Edition of Contemporary Music」の略で、1969年にマンフレート・アイヒャーがドイツのミュンヘンに創設したジャズ・レーベル。アイヒャーはクラシック音楽とジャズの演奏家として活動した後、20代半ばでECMを立ち上げた。創立時のコンセプトは“静寂の次に美しい音楽”。他のレーベルとは一線を画し、その透明感のあるサウンド、澄んだ音質、洗練された美しいジャケット・デザインなどが世界の多くの音楽ファン、アート・ファンを魅了しており、キース・ジャレット「ザ・ケルン・コンサート」(75年)やチック・コリア「リターン・トゥ・フォーエヴァー」(72年)、パット・メセニー「ブライト・サイズ・ライフ」など数多くのジャズの名盤を輩出していることでも知られる名門レーベル。さらに、1984年には、現代音楽に焦点を当てたレーベル「ECM New Series」も創設。アルヴォ・ペルト、ギドン・クレーメル、ハインツ・ホリガーらが新作を発表するなどジャンルを広げ、クラシック界にも進出している。今年はECM New Seriesも創設40周年を迎える記念すべき年となっている。

ECMレコードがこれまでリリースしてきたカタログ数は2,000を超え、昨年80歳を迎えた創立者マンフレート・アイヒャーは年間約20枚のアルバムを今でも録音、リリースし、常に新しい音を追求しつづけている、いまなお、最も活発な“現在進行形の”レコード・レーベルと言える。

創立55周年を記念し、約2,000ものカタログの中から、ユニバーサルのジャズの定番シリーズ「ジャズ百貨店―ECM編」でリリースされている50作品以外で、日本で実績のあるものを中心に55枚を選盤、録音年代順にECMの世界を探求できるSHM-CDシリーズ、“ECM 55 Revisits”の第1弾「1970’s & 1980’s」が本日リリース、創立55周年キャンペーンがスタートした。6月26日には第2弾「1990’s & 2000’s」、また7月17日には第3弾「2010’s & 2020’s」がリリースされる。

さらに、創立 55周年を記念し、ヨーロッパを代表するこの名門ジャズ・レーベルの“静寂の次に美しい音楽”が生まれる瞬間を追ったドキュメンタリー映画『ECM レコード―サウンズ&サイレンス』が今秋に日本での劇場公開されることも決定した。

この映画はペーター・グイヤー+ノルベルト・ヴィドメールの共同監督による2009年スイス製作のドキュメンタリー映画で、ドイツのECMレコード創立者であり、現代音楽を代表するプロデューサー マンフレート・アイヒャーが世界のさまざまな場所で音楽を作り出すその瞬間を、彼と共に巡っていくというもので、音楽に情熱の全てを捧げた男=マンフレート・アイヒャーを追ったロード・ムービーだ。

アルヴォ・ペルトやディノ・サルーシ、ヤン・ガルバレク、ニック・ベルチュ、マリリン・マズールをはじめとするミュージシャンたち。観る者は、マンフレート・アイヒャーと共に彼の周りで起こる様々な出来事を体験し、ECMのサウンドがどのように創られているのかを体感できる作品で、日本での劇場公開は今回が初となる。

また、創立55周年の今年には、ECMアーティストたちの来日公演も多々予定されている。ヴェテラン・サックス奏者、ジョー・ロヴァーノによる最新プロジェクト、トリオ・タペストリーをはじめ、シャイ・マエストロ、ドキュメンタリー映画にも登場するニック・ベルチュ“ローニン”など、ライヴでもECMの世界を体感できる絶好の機会だ。

レーベルが創立されて55周年、そしてECM New Seriesがスタートして40周年という記念すべき年。映画以外にも今後さらに新たな形でECMレコードの世界を紹介していく予定だ。

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