シンディ・ローパー、最後のツアーを発表
シンディ・ローパー(70)が、最後のツアーを発表した。10年ぶりの大規模ツアーは今年10月モントリオールを皮切りに北米23都市で行われ、12月のシカゴで幕を閉じる。
1983年のヒット曲を引用し「ザ・ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン・フェアウェル・ツアー」と題された同ツアー、オープニングアクトは後日発表予定となっている。
一方、4日にはアリソン・エルウッドが監督したシンディのドキュメンタリー「レット・ザ・カナリア・シング」がパラマウント+で配信開始、同日にシンディはハリウッドのTCLチャイニーズ・シアターで手形を取る式典に出席し、その翌日には「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演予定だ。
そんなシンディは今年初め、ABBAのアバターコンサート「ヴォヤージ」を手掛けたスウェーデンのポップハウス・エンターテインメント・グループと契約を結んでいた。ABBAのビョルン・ウルヴァースが立ち上げた同社は現在、シンディの楽曲のマスターレコーディングの収益と著作権の過半数を所有しており、「トゥルー・カラーズ」「タイム・アフター・タイム」といったヒット曲を含むカタログを使用したライブ、テレビ番組ほか様々なプロジェクトを計画しているという。
契約発表の際、シンディはこう話していた。「初めて会った時に、ポップハウスは自分のプロ人生における作品を保護し発展させ、その遺産を守ることを約束してくれ、私は感銘を受けた」「このユニークなジョイントベンチャーを通して、自分の継続的な関与と彼らの創造性と展望が合わさることを楽しみにしている」「私の音楽的進化が新展開することが待ちきれない。これから自分の音楽がポップハウスによって守られ、その遺産が築かれていくことを嬉しく思う」
また、契約について話し合う動画の中でシンディは、「ABBAの「ヴォヤージ」を見た時、どんな事ができるだろうって私は思い始めて、高ぶったわ。自分は売るんじゃない、買うんだって」と、ビョルンに話してもいた。
© BANG Media International