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オアシス「Definitely Maybe 30周年記念デラックス・エディション」より「Columbia(Sawmills Outtake)」を先行配信、リリックビデオ公開も

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オアシス「Definitely Maybe 30周年記念デラックス・エディション」

オアシスが8月30日にリリースする「Definitely Maybe(邦題:オアシス)30周年記念デラックス・エディション」より、「Columbia(Sawmills Outtake)」を本日先行配信。同時に、新しいリリック・ビデオも公開した。

「Definitely Maybe 30周年デラックス・エディション」には、モノウ・ヴァレー スタジオでの幻に終わったオリジナル・レコーディング・セッションからの楽曲群のほか、コーンウォールのソーミルズ スタジオで行われた最終的なアルバムのレコーディング・セッションからのアウトテイクが多数収録される。

このたび初公開となった、ノエル・ギャラガーとカラム・マリーニョが新たなミックスを手がけた「Columbia(Sawmills Outtake)」は7分18秒という大作で、これはオリジナル・アルバム収録ヴァージョンの6分をも上回る。シンプルで効果的なコード進行を基軸に、ディレイ・ドラムとドローン・フィードバックの中に螺旋を描く「Columbia(Sawmills Outtake)」の催眠的リズム。オアシスのコーラスの中で最も愛されるものの一つでのノエル・ギャラガーのハーモニーは、オーウェン・モリスのアルバム・ヴァージョンよりもミックスの奥深くに埋もれている。「Columbia」はオアシスが最初に書いた曲の一つで、今や伝説となった彼らの初期ホワイト・レーベルに収録された。

初めてのレコード契約書に署名をしたオアシスは、定評ある彼らのライヴのエネルギーをレコードに“真空パック”すべく、ウェールズ国境モンマスシャーにあるモノウ・ヴァレー スタジオに乗り込んだ。しかし過度にテクニカルで洗練された当時のレコーディングではバンドの本質を捉えることができず、セッションは中断。バンドはコーンウォールの人里離れたソーミルズ スタジオに移動し、再度アルバムのレコーディングに取りかかった。最終的にオーウェン・モリスが加わり、これぞと言えるミックスが完成、デビュー・アルバム「Definitely Maybe」が誕生した。

今回初めて発掘されたモノウ・ヴァレーでの録音とソーミルズでのアウトテイクを聴けば、アルバムが完成に至るまでのプロセスを説得力ある形で理解できる。荒削りなエネルギーに満ちた「Definitely Maybe」は、生まれた時から完全な形で存在していたかのように聴こえる。しかし今回新たに発表されるヴァージョンから、ファンは新たなアルバムの魅力を発見し、洞察を深めることだろう。バンドを当初から突き動かしていた信念、そしてこのデビュー作を完成させるのに必要だった彼らの決意の程がそこには示されている。30年間、封印されていたアーカイヴへの再訪。史上最も重要なアルバムの1枚が完成に至るまでの物語において、レコーディング・プロセスは実に重要だったのである。

30周年を記念した「Definitely Maybe」のデラックス・エディションではアートワークもすべて一新。オリジナル盤のアートデザイナー、Microdotのブライアン・キャノンと、スリーヴ写真家マイケル・スペンサー・ジョーンズが手がける新たなアートワークに、クリエーション・レコードのボス、アラン・マッギーと、ジャーナリストのヘイミッシュ・マクベインがライナーノーツを寄稿。さらにはオリジナルLPのボーナストラック「Sad Song」の未発表デモ・ヴァージョンも収録されており、この特別オルタナティヴ・ヴァージョンではリアム・ギャラガーのヴォーカルが聴ける。

日本盤の発売も決定した限定デラックス4LPと2CDフォーマットのほか、カラー・ヴァイナル(オフィシャルストア限定)は「Up In The Sky」の”Learning to fly” という歌詞からインスパイアされたブルー&ホワイト・マーブルの2LP、「Digsy’s Dinner」の”Strawberries and cream”という歌詞からインスパイアされたピンク&ホワイト・マーブル2LPの2仕様。さらに、限定エディションのブルー・カセットとデジタル・フォーマットでも入手可能。オリジナルの「Definitely Maybe」については全フォーマット、2014年リマスター音源を採用する。

1994年8月にリリースされた「Definitely Maybe」は、イギリスの若者文化において重要な瞬間を記録し、全英オフィシャル・アルバム・チャートで初登場1位を獲得。当時としては史上最速セールスを記録したデビュー・アルバムとなった。それは時代の空気を見事に捉え、1990年代半ばのイギリスで迫り来る文化的ならびに政治的な変化を体現するサウンドトラックとなった。

30年の時を経てなお「Definitely Maybe」は不朽の名作である。「Supersonic」「Shakermaker」「Live Forever」「Cigarettes & Alcohol」といったシングルはもちろん、「Rock ‘n’ Roll Star」や「Slide Away」は、世界中で広く知られるアンセムとなった。多くのファンに愛され、無数のバンドにインスピレーションを与え、その意義は衰えることなく、史上最も愛され、影響力あるブリティッシュ・ロックンロール・バンドに名を連ねるオアシスのファンを若い世代に今も拡大し続けている。

今作は、全世界で610万枚以上のセールスを記録。90年代イギリスで最もストリーミングされた公式アルバムの第2位だ。なお、唯一、その上にいるのが、彼ら自身の次作「(What’s The Story)Morning Glory?」である。

リアム・ギャラガーは現在、「Definitely Maybe 30th Anniversary Tour」を敢行中。各地でファン/メディアからの絶賛を浴びている。ツアーは6月いっぱい続き、6月28日のマンチェスターCo-op Live Arenaでそのピークを迎える。

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