角松敏生、全国ツアー「“C.U.M” vol.1」大盛況の大団円「昨今若いお客さんもいらっしゃるので全方位全年齢的な音楽を続けていきたいと思います」
角松敏生が、約1年ぶりにリリースしたニューアルバム「MAGIC HOUR」をひっさげ、5月3日神奈川・神奈川県民大ホールからスタートした全国ツアー「TOSHIKI KADOMATSU Performance 2024 “C.U.M” vol.1」が、6月29日北海道・函館市民会館にてファイナルを迎えた。
今回のツアーのオープニングアクトとして、かつてTOKYO FM「ODAKYU SOUND EXPRESS」でOAされていたラジオドラマ「松角部長の杞憂」(角松:脚本、演出、構成、編集)をベースにさらに発展させたストーリーをバンドメンバー、MILADに出演した役者等が日替りとなって、角松と小芝居をパフォーマンスしている。角松曰く、毎回ライヴ初日が終了すると緊張感がなくなってしまうので、緊張感を保つため新たに脚本を書き下ろし、斬新なチャレンジをするに至ったとのこと。
ツアーでは舞台上にデジタルサイネージを配置し、楽曲に合わせた映像を制作しコラボレーションさせるという粋な舞台演出で、最新アルバム「MAGIC HOUR」(オリコン初登場5位)の世界観を展開していた。
アルバムの1曲目「Lovers at Dusk」からスタートし、「Cryin’ All Night」「LOST MY HEART IN THE DARK」「I Can’t Stop The Night」「I’LL NEVER LET YOU GO」「After Hours」を一気に歌い上げる。
また、今回のツアーでは東京2daysのみツインドラムでの共演だったが、その会場以外は山本真央樹、伊吹文裕という若手ドラマー二人が交互に参加しており、最終日の函館公演ではツアー初参加の伊吹文裕が務めた。
バンド一丸となった力強く迫力のある演奏で、終演まで観客からの暖かい声援と大きな拍手を浴び続けていた。
ライヴ中盤では、80年代に発表された人気バラード曲「RAMP IN」「Mermaid Princess」を披露、後半は新旧織り交ぜた楽曲で構成され、アンコールでは「ILE AIYE ~WAになっておどろう~」「TAKE YOU TO THE SKY HIGH」を披露し紙飛行機が舞う中会場は一気に盛り上がった。
ダブルアンコールでは「今日は本当にありがとうございました。今回34年ぶりに函館の地にこうやって来れて良かったです。先ほども申し上げましたが、毎回周年ライヴを神奈川・横浜アリーナで行っており、約1万人近いお客様が全国から集まってくださいます。再来年45周年です。私自身元気な姿をみせられる様にと思うのですが、それよりも何よりもお客様が元気でいてくださることが大切なのでどうか皆様お元気でいらっしゃってください」と周年に向けての決意を語った。
更に2025年の自身の活動として「昨今若いお客さんもいらっしゃるので全方位全年齢的な音楽を続けていきたいと思います。Contemporary Urban Music(C.U.M)シリーズ第2弾! 来年出るのか判りませんけど頑張りたいと思いますので皆様よろしくお願いいたします。色々な意味合い含めて最後にNew Albumから『君にあげる』を歌いお別れしたいと思います。本日はどうもありがとうございました!」と語り、最新アルバム「MAGIC HOUR」から珠玉のバラード「君にあげる」を歌唱しアンコール含む約3時間に及ぶステージが終了。TOSHIKI KADOMATSU Performance 2024 “C.U.M” vol.1の全国ツアーの幕を閉じた。
セットリスト
01.Lovers at Dusk
02.Cryin’ All Night
03.LOST MY HEART IN THE DARK
04.I Can’t Stop The Night
05.I’LL NEVER LET YOU GO
06.After Hours
MC:メンバー紹介
07.RAMP IN
08.Mermaid Princess
MC
09.Crows
10.Wake up to the love
MC
11.Power of Nightfall
MC
12.Turn on your lights 〜 May your dreams come true
13.Overture
14.Paradise in your eyes
15.桃色の雲
16.SHIBUYA
17.Tokyo Tower
18.Magic Hour
19.ハナノサクコロ
ENCORE
01.ILE AIYE ~WAになっておどろう~
02.TAKE YOU TO THE SKY HIGH
More ENCORE
01.君にあげる