水曜日のカンパネラ詩羽ソロプロジェクトがスタート、1stアルバム「うたうように、ほがらかに」本日配信

アーティスト

撮影:横山マサト

6月5日に水曜日のカンパネラの3rd EP「POP DELIVERY」をリリースし、その作品を引っ提げたZeppツアーが、7月3日北海道・Zepp Sapporoからスタートした。オープニングの映像では、先ほど撮影したばかりの札幌を楽しむ詩羽の映像が盛り込まれ、そこからライブが幕開けした。

今回のツアーから、作詞作曲を担当するケンモチヒデフミもステージに登場し、会場を盛り上げていく。ケンモチヒデフミの合図から始まり、ライブでは初のパフォーマンスとなる「アルキメデス」から始まった。

気持ちの良い爆音が会場に響き渡る。歌詞の中にある「アルキメデス!チャリでやってきた!」にかけて、デコチャリに乗って詩羽がステージに登場。会場には歓声と笑いが起こった。そして北海道といえばやはりこの曲、「シャクシャイン」。北海道の地名を羅列した歌詞に、会場の観客も盛り上がる。

「水曜日のカンパネラの詩羽です!そしてケンモチさんです!初日、楽しんで行きましょう!!」という詩羽のMCに続けて、会場が一体となる恒例の楽曲「ディアブロ」。「いい湯だね!」という掛け声が会場に響く。ダンサーを迎え入れて踊る「聖徳太子」など、間髪入れずに次々とパフォーマンスをしていき、テンションは上がりっぱなしだ。

7月7日の七夕を目前にして、「スマートフォンのライトをつけて!」という詩羽の合図でスマホライトが光った会場で「織姫」を熱唱。ライトが揺られて綺麗な光景が広がる中、そのまま「ティンカーベル」で客中を練り歩く。

今回はケンモチヒデフミもMCに参加し、「水曜からデリバリー」という番組に見立てたコーナーを合間に挟みながら、ご当地のネタでファンを喜ばせた。まさかのジャンケン大会もあり、ワンマンライブならでは、のアットホームな空間が作られていった。

そして、本日の夜11:56から放送が始まるTVアニメ「ラーメン赤猫」の主題歌である「赤猫」をパフォーマンス。「私の大好きな猫ちゃんの曲です!」と笑顔で叫びながら、会場いっぱいの手拍子が鳴り響いた。

3rd EPに収録されている楽曲を惜しみなくパフォーマンスしていき、後半は畳み掛けるように「たまものまえ」「マーメイド」「エジソン」と今日一番の盛り上がりを魅せる。「たまものまえ」では、現地のスペシャルダンサーが参加し「コンココンダンス」を披露。最後は恒例の「招き猫」で締め括り、全15曲をパフォーマンスし、ツアー初日を大成功で終えた。

ライブが終わったと思ったその時、突然、会場が暗転し映像が流れた。詩羽のソロプロジェクトがスタートすることを発表したのだ。

ソロプロジェクト発表の映像が流れると、会場からは大歓声が沸き起こった。「大好きな水曜日のカンパネラという場所でも頑張っていきますが、ソロの活動も頑張っていきます!」とソロ活動への意気込み語り、会場からは詩羽を応援する拍手が沸き起こった。今後は、水曜日のカンパネラと並行して、「詩羽」の名義でも活動をスタートする。

発表後、7月4日より、早くも1stアルバム「うたうように、ほがらかに」のデジタル配信を開始した。アルバムは全8曲を収録し、作詞作曲は詩羽が手掛けている。
今年の3月には自らの過去を赤裸々に綴った初のフォトエッセイ『POEM』を発表したが、この全8曲の歌詞にも詩羽が伝えたいメッセージが濃厚に詰め込まれている。

水曜日のカンパネラのサウンドとは異なり、バンドサウンドを軸にした楽曲達。プロデューサーに、ソロ名義の吉田一郎不可触世界で活動する吉田一郎を迎え、ドラムを担当したBOBO、サウンドエンジニアの井上うにと共に詩羽のサウンドを強固に支えている。

なお、ジャケット写真は、自身の小さい頃に撮影した写真のオマージュで、その写真と同じ構図で撮影したデザインとなっている。ほぼメイクをしない状態で、ありのままの詩羽の写真を使用した。

本日よりデジタル配信が始まったが、8月9日にはパッケージとしてCDをリリースする。本日よりCD予約も開始し、水曜日のカンパネラのZepp公演の会場で予約をすると、直筆サイン入りポストカードがもらえる。

また、8月9日は詩羽の23歳の誕生日となるが、初のワンマンライブも決定した。バンドセットでのライブパフォーマンスとなる。

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