チャカ・カーン、O2シルバー・クレフ・アワードでグローバル・インパクト賞を受賞
チャカ・カーンが今年のO2シルバー・クレフ・アワードでグローバル・インパクト賞を受賞、「音楽の持つ癒しの力」を宣言した。
音楽療法を広めるチャリティ団体ノードフ・ロビンズ主催の同アワードは5日(金)、ロンドンのグロブナー・ハウスで開催、チャカの他にもマーク・ノップラー、AC/DC、ジェシー・ウェア、ロイル・カーナーらが表彰された。
チャカは50年に渡る国際的な影響を称えられ同賞を受賞、「音楽は常に私の慰めであり、力であり、声、そして贈り物でした」「音楽の力は世界を変え、鼓舞し、愛をもたらします。真の癒しなのです」とスピーチしていた。
今年48回目を迎える同アワードでは他にもブラー、テキサス、The 1975、エズラ・コレクティブ、ジェイコブ・コリアー、キャット・バーンズ、ヤング・ファーザーズらが受賞を果たした一方、イギリス最大の音楽療法のチャリティ団体ノードフ・ロビンズに76万ポンド(約1億5700万円)の寄付が集まった。
主催者側はこう語っている。「費用が高騰し、子供たちがメンタルヘルスの危機に直面する中、2030年までには100万人近くが認知症と共に暮らすなど、ますます厳しくなる社会情勢の中、音楽療法サービスに不可欠な資金を1年で最大のこのイベントで集めています」「今日集まった寄付金はノードフ・ロビンズの訓練を受けた音楽療法士が、自閉症、認知症、学習障害、脳損傷、生命を脅かす病気、精神衛生上の課題、悲しみやトラウマを抱える人々に寄り添い、音楽を通じて心を通わせ、コミュニケーションを図るための支援となります」
1976年から続く同アワードは、ノードフ・ロビンズの提供する音楽療法サービスのため1350万ポンド(約27億8500万円)以上の寄付金を集めており、チャリティ・ランチのテーブル代やスポンサーシップ、当日受賞アーティストからのアイテムのライブオークションなど同団体にとって1年で最大の資金調達のイベントとなっている。
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