ブルースロックのレジェンド、ジョン・メイオールが死去
英ブルースロックのミュージシャン、ジョン・メイオールが死去した。90歳だった。
健康問題でツアーが出ることができないまま22日、安らかに眠ったことがフェイスブックの公式ページに発表された声明で明らかになっている。「昨日2024年7月22日、ジョン・メイオールが愛する家族に囲まれカリフォルニアの自宅で安らかに息を引き取りました。健康問題によって壮大なツアーキャリアを終わらすことを余儀なくされたジョンですが、ようやく世界で最も偉大なツアーの戦士の一人に安らぎがもたらされることとなりました。ジョン・メイオールは90年に及ぶたゆまぬ努力を通して、私たちを教育し、鼓舞し、楽しませてくれたのです」
また、ジョンはロックの殿堂入りが決まったところで、式典が10月19日にオハイオ州クリーブランドで開催予定だ。
同声明はこう続く。「(2005年に)大英帝国勲章オフィサー(OBE)への任命、グラミー賞には2度のノミネート、私生活では6人の子供、7人の孫、4人のひ孫に恵まれ、先妻のパメラとマギー、献身的な秘書のジェーン、親しい友人らが周囲にはいました。私たちメイオール一家は60年間に渡るファンやバンドメンバーらのサポートと愛に感謝してもしきれません」
1960年代にジョンはジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズを結成、そのメンバーにはクリームのエリック・クラプトンとジャック・ブルース、ピーター・グリーン、フリートウッド・マックのミック・フリートウッドとジョン・マクヴィー、伝説的ドラマーのエインズリー・ダンバー、元ザ・ローリング・ストーンズのミック・テイラーらそうそうたるメンバーが所属していた。
数えきれないほどの曲をリリースしたジョンだが、2022年のアルバム「ザ・サン・イズ・シャイニング・ダウン」が最後の作品となった。
© BANG Media International