U2、画期的な「ZOO TVツアー」ダブリン公演のライヴ音源を初の公式リリース

U2は、画期的な「ZOO TVツアー」の1993年8月28日ダブリン公演のライヴ音源を収録したEP「ZOO TVライヴ・イン・ダブリン1993 EP」を8月30日にリリースすることが決定。本日「ミステリアス・ウェイズ」を先行配信した。

このEPには、31年前の1993年8月、全世界で金字塔を打ち立てた「ZOO TVツアー」の一環として、ヨーロッパ・レグ“Zooropa”で故郷に戻ったU2が、ダブリンのRDSアリーナで行った野外ライヴ（2回公演のうちの1公演）からの5曲が収録される。長年ブートレグ盤として出回っていたこの伝説のライヴが、今回ついに初の公式リリースとなる。

CD、アナログ盤、デジタル配信（Spatial Audio/Atmos含む）の各形態でリリース。日本盤はボーナス・トラックが1曲追加収録され全6曲、SHM-CD仕様でリリースされる。

1991年、U2は高い評価を得たアルバム「アクトン・ベイビー」を引っさげて「ZOO TVツアー」をスタート。1992年2月から1993年12月までの間に世界各地を巡り、5つのレグに及ぶ157公演で530万人のファンを動員した。その間にはレコーディングも行い、8枚目のスタジオ・アルバム「ZOOROPA」がリリースされた。また、8月28日のRDSアリーナでのダブリン公演は“もっとラジオを見よう”というZOO TVの精神に則り、世界初のラジオ生中継によって推定7億人のファンに届けられた。

「ZOO TVツアー」が、既存のどんなツアーよりも野心的なものであることは誰もが認めるところだ。1991年に古い概念が覆されて以来、その影響は今日にまで及んでいる。最新のテクノロジーと革新性を取り入れた画期的なステージで、U2は常にライヴ・パフォーマンスの限界を押し広げるバンドとしての不動の地位を確立した。