ピンク・フロイドのシド・バレット、レア絵画がオークションへ
シド・バレットの初期の絵画がオークションに出品される。2006年に60歳で他界したシドは、ピンク・フロイドに加入する以前、もともとは絵画を学んでいたが、今回、1963年の大学在学中の作品が出品され、6000ポンドから8000ポンド(約120万円から約160万円)の値が付くと予想されている。
「ドライド・フラワーズ」と題されたその作品は、淡い黄色の背景にしおれた植物を描いた水彩画となっており、現在は2006年にチャリティオークションで購入した英カーライル在住のブライアン・ワーナムさんが所有している。ワーナムさんはシドの作品を監修した展示会も開催、ストーム・ソーガソンやグレアム・コクソンなども足を運んでいた。
1968年に個人的な理由によりピンク・フロイドを脱退したシドは、その後も芸術作品に安らぎを求めていたが、完成時に破棄されることが多かったため、完成作が市場に出るのはかなり稀なこととなっている。
© BANG Media International