台湾のバンド・ゲシュタルト乙女、日常からの解放を歌う軽快なチューン「蜃気楼」リリース

アーティスト

SPICE

台湾のバンド・ゲシュタルト乙女が、2024年7月31日(水)に新曲「蜃気楼」を配信リリースした。

2024年以来、新メンバーのアース(Ba)の加入、荒井岳史(the band apart)とのコラボ楽曲「副都心」の発表、そして Mikan Hayashi(Gt.Vo)による台日弾き語りツアー『門出燦々』も全会場ソールドアウトとなったほか、最新EP「仕事」のリリースも控えるなど、精力的な活動を展開しているゲシュタルト乙女。

「蜃気楼」ジャケット

「蜃気楼」ジャケット

そんな彼女らは、先述のEPリリースに先立って、最新曲「蜃気楼」を配信リリースした。本楽曲のメッセージ性について、「日常生活において、ストレスによる現実逃避心理を持つことは多くある。しかし、一時的な現実逃避で幸福を得る瞬間はあったとしても、そのストレスが消えることはない。そして、そんな仮初めの幸福も蜃気楼のようにすぐ消えてしまう。目を背けたくなることが多い日々の中、現実を正面から受け入れ、そして立ち向かってほしい」、そんなバンドからの願いが感じられる。そんな強い思いを感じさせつつ、曲調は軽快でポップに突き抜けた曲調が印象的な仕上がりとなった。また、ミキシングとマスタリングは、サカナクションなどの楽曲を手掛けるエンジニア・浦本雅史が手掛けた。

併せて、翌週8月6日(火)22:00には本楽曲のMVも公開。監督は、山下達郎や宇多田ヒカル、ALI、チャラン・ポ・ランタンなどの映像作品を担当する黒柳勝喜。日本と台湾それぞれを舞台に、日常生活に疲弊する社会人とそこからの解放を描く仕上がりとなっている。

『ゲシュタルト乙女 台日ツアー2024 “僕たちの働き方”』は、東京は9月26日(木)渋谷 WWW、大阪は翌日の9月27日(金)心斎橋 JANUSにて開催。ツアーファイナルは、10月10日(木)に台北・Legacy Taipeiでのワンマンライブとなる。チケットは一般発売中。

コメント

音楽を通じて、自分の生まれ育った「台湾」を色々な方に表現できることがとても幸せです。黒柳さんや制作チームの皆さんの感性で捉えた台湾と日本のシーンは、まさにゲシュタルト乙女の音楽のように、言葉にできない深い繋がりを感じます。是非たくさんの方に届けられますように。

– Mikan Hayashi


黒柳さんとご一緒できてとても楽しかったです!また、仲間たちと努力をしながら、非常に限られた時間内でうまく撮影を行えて良かったです。「蜃気楼」は台湾と日本を繋ぐ一曲として、両地の風景がもっとお互いに馴染む、巧妙な接点となりました。MV撮影中から完成が楽しみでたまりませんでした。ぜひご覧ください!

– Crocus Huang(アース)


台北の街を見渡すと、様々な場面で日本語に遭遇し、そこから感じる東京は実態がある様で見えない街。
東京で暮らしていると、ネオ中華のルーロー飯はトレンドの1つで、台北の倍以上の価格のミルクティーは高級品。
2つの都市の実態は近い様で遠い。だからこそ感じる互いの文化への憧れや想像。
蜃気楼の様に見え隠れするそれぞれが鮮明に混ざり合えば、どんな面白いものが出来るだろう…そんな気持ちで撮影に挑みました。

– 黒柳勝喜

関連タグ

関連タグはありません