『D’FESTA JAPAN FINAL』
韓国芸能ニュースメディア“Dispatch(ディスパッチ)”の創立10周年を記念したK-POPフェス『D’FESTA』。その日本最後となるイベント『D’FESTA JAPAN FINAL』が、2024年9月1日(日)まで、東京・天王洲の寺田倉庫 G1ビルにて開催されている。
『D’FESTA』は、ENHYPEN、TOMORROW X TOGETHER、Stray Kids、NCT DREAM、NCT 127、TWICE、SEVENTEEN、BTS、NU’ESTの9組69アーティストのオリジナルコンテンツを提供するK-POPフェス。日本国内では2022年に開催された東京を皮切りに、大阪、沖縄、福岡、熊本へと巡回。世界各国ではソウル・台湾・ベトナム・インドネシアで成功を収め、今後はアメリカでの開催も控えている。
この記事では、ファイナルを飾るにふさわしく新たな展示エリアも追加された『D’FESTA JAPAN FINAL』会場内の様子をお届けする。
豪華なビジュアルに圧倒
エレベーターを降りた先にあるエントランスには早速<THE EXPERIENCE>エリアが広がり、アーティスト69名が勢揃いした特大パネル「GIANT POSTER」が来場者をお出迎え。ここはフォトスポットにもなっており撮影OKなので、来場記念となる1枚を収めよう。
ちなみに、7月26日(金)より、フォトスポットゾーンで撮影した写真をハッシュタグ(#DFESTA_JAPANFINAL)を付けてSNSに投稿することで、参加アーティストが描いたイラストで制作された「特製エポキシステッカー」をプレゼントするスペシャルキャンペーンも実施している(無くなり次第終了予定)。撮影してSNSにアップをした後は、5階エレベーター前のスタッフに投稿画面を提示するのを忘れずに!
「GIANT POSTER」
カウンターでは入場特典となるフォトカード(アーティスト69名のうちランダムで1名)と、D’FESTAオリジナルステッカー3枚セットを含むスペシャルキットを受け取ることができる。どのアーティストが手元に来るかは完全にランダムとなり、誰をお迎えできるのかはお楽しみだ。
取材班はStray KidsのFelixさんをお迎えしました
今回の会場内はこの<THE EXPERIENCE>を筆頭に、大きく4つのエリア(<THE EXHIBITION><THE FINAL D’FESTA><THE MOVIE><THE EXPERIENCE>)に分けられ、それぞれのエリア内に細かなセクションが用意されている。
カウンター横に現れる<THE EXHIBITION>は、Dispatchが10年間撮影し続けた写真が特大パネルになって並ぶ「COLOR PORTRAITS」、「BLACK&WHITE PORTRAITS」セクションからスタート。アーティスト総勢69名のソロ写真特大パネルがずらりと整列された姿は圧巻のひとことだ。ポスターにはメンバーが書き入れたコメントやイラストも見受けられ、この『D’FESTA』でしか見ることのできない貴重な写真に圧倒されてしまう。
「COLOR PORTRAITS」
「COLOR PORTRAITS」
「BLACK&WHITE PORTRAITS」
「BLACK&WHITE PORTRAITS」
続く「MEMORY ROOM 480」は先ほどとは打って変わってミニサイズの写真が壁一面に並ぶセクション。ここは10年間撮り続けてきた480点あまりの写真で構成された「記憶の部屋」だそうで、果てが見えない鏡の部屋は、これまでの10年の記憶と共に、これから積み重ねていくこの先の10年を表現しているとのこと。懐かしい髪色、懐かしい衣装を着たアーティストたちの写真を見ていると、これはあの活動のときかな……と、その当時の記憶が呼び起こされるようだ。
「MEMORY ROOM 480」
「MEMORY ROOM 480」
「PICTURE DIARY」セクションでは、9組69アーティストが描いた絵日記の実物を展示。『D’FESTA』に参加して感じたことを絵と文で表現した絵日記とともに、その制作の様子が収められた映像をモニターにて放映。どんな想いを持って絵日記を綴ったのか、アーティストの温かさがダイレクトに伝わってくるコンテンツである。
「PICTURE DIARY」
上部のモニターでは絵日記制作時の様子をアーティストごとに放映
同じエリアにはアーティストが絵日記を描いた現場を再現したテーブルや、アーティストサインが書き込まれた特大パネル「SIGN WALL」の展示も。ここはフォトスポットとなっているので撮影OK。推しメンバーのサインを見つけて記念に収めよう。
絵日記制作時の様子を再現したテーブル
卓上には絵日記のほかクレヨンやマスキングテープが
「SIGN WALL」
異なる世界観で魅せるアーティスト
いよいよグループごとのグラビアが並ぶエリアに突入。「CONCEPT PHOTO」セクションでは、9アーティストがそれぞれ異なるコンセプトのもと世界観を表現。グループショットからソロカットまで、各アーティストごとにストーリー性のある写真が展示されている。展示の壁色もグループごとに異なり、明るいピンクからシックなブラックまでさまざま。どのような世界観で撮影をしたのかといった解説も丁寧に書かれているので、それを体現するアーティストたちに改めて関心してしまう。
「CONCEPT PHOTO」
「CONCEPT PHOTO」
「CONCEPT PHOTO」
次はここ『JAPAN FINAL』会場で新たに追加された<THE FINAL D’FESTA>エリア。THE MOVIEとTHE BOOKの2冊の本からなる特別な写真集「D’FESTA COMPLETE EDITION」に収録された秘蔵写真が世界初公開される、スペシャルエリアである。なお、「D’FESTA COMPLETE EDITION」は会場内の「GOOD ZONE」で購入することが可能。会場限定価格で手に入るのもうれしい(後日一般販売も予定しているとのこと)。
<THE FINAL D’FESTA>「THE MOVIE」
<THE FINAL D’FESTA>「THE MOVIE」
<THE FINAL D’FESTA>「THE BOOK」
<THE FINAL D’FESTA>「THE BOOK」
「ARTIST PAINTING」では、色鮮やかな特大キャンバスが一面に広がる。真っ白なキャンバスを前に、アーティストらが自由な発想と遊び心で色鮮やかに染め上げた作品だ。9アーティスト作品それぞれが多彩な色で彩られていく様子は映像でも見ることができ、メンバーが色を重ねて出来上がっていくさまは、見ているだけでも楽しんでいる様子が伝わってくる(時折真剣な面持ちのメンバーも……)。
「ARTIST PAINTING」
「ARTIST PAINTING」
圧巻のパフォーマンス映像を大画面で堪能
先ほどからどこかで音楽が流れているな……とは思っていたが、いよいよ<THE MOVIE>エリアでその答えと対面だ。このエリアには壁一面に超特大プロジェクター映像が投影され、アーティストのパフォーマンスを楽しむことができる。世界最高レベルのXR技術で具現したステージ映像と1.5チャンネルサウンドの音響によって目の前に広がる映像は『D’FESTA』オリジナルのパフォーマンスだというから見逃せない。迫力ある音響と映像を体全体で浴びて、この夏一番のフェスを堪能しよう。
<THE MOVIE>
「THE FRONT STAGE」も今回新登場となるセクション。先ほどよりも小さなプロジェクターが設置されており、ここでは<THE MOVIE>撮影のビハインド映像を楽しめる。何もない広々としたステージで撮影された映像は、先ほどとはまた一味違うモノクロ映像。XR技術によって作り込まれたステージングもいいけれど、このシンプルな映像もアーティストのスキルがダイレクトに伝わってくるようでまた違った良さを実感した。
「THE FRONT STAGE」
ここだけの体験を<THE EXPERIENCE>で
さて、ここからは再び<THE EXPERIENCE>エリアに。「VIRTUAL STAGE」は、アーティストがパフォーマンスしたLEDステージを実際に体験できるセクション。ここも撮影OKのフォトスポットとなっている。LEDステージは刻々と変わっていくのでチャンスを逃さず、独占しないように、他の来場者と譲り合って撮影を楽しもう。
「VIRTUAL STAGE」
「THE GACHA」では「D’FESTAオリジナル ピンボタン」を封入したガチャが、「THE ARTIST PIC」は希望グループのメンバーとランダムで写真撮影を楽しめるフォトブースが並ぶ。
「THE GACHA」
「THE GACHA」はグループごとに分けられているので、好きな台を選び、回してみよう。各グループメンバー各1点+グループロゴ1点、もしくはグループ集合1点+グループロゴ1点の中から1種が当たる。なかにはシークレットバージョンも封入されているとか……!
BTSの「THE GACHA」を体験
RMさんがいらっしゃいました
「THE ARTIST PIC」では複数台数並んでいるフォトブース全てで希望グループのメンバーとランダムで写真撮影を楽しめるので、列に並んで待とう。フォトブースに入るとグループ選択からスタート。全部で2回撮影するので、その瞬間までにしっかりと準備を!
「THE ARTIST PIC」
なお、「THE GACHA」(1回税込500円)、「THE ARTIST PIC」(1回税込1,000円)は有料コンテンツとなるので、体験希望者はお金の準備も忘れずに。
SEVENTEENをセレクトして体験。WOOZIさんにお越しいただきました
『JAPAN FINAL』限定グッズも登場
さあ、ここまででも十分すぎるほどの充実感でいっぱいなのだが、この先にもまだまだお楽しみが待っている。
エレベーターで降りた2Fに広がる「GOOD ZONE」では、『D’FESTA』限定の商品がずらりと陳列。特に、先ほど展示エリアもあった写真集「D’FESTA COMPLETE EDITION」やアクリルキーリングなど『JAPAN FINAL』で新たに登場したグッズも多数用意されているほか、『D’FESTA OKINAWA』限定グッズの「レンチキュラーうちわ」がこの『JAPAN FINAL』会場で数量限定で再販されているのもうれしいポイントだ。なお、7月26日(金)からは、7,000円以上購入すると『D’FESTA JAPAN FINALオリジナルポスター(A2サイズ)』をプレゼントするキャンペーンも実施中とのこと。
【完全数量限定販売】D’FESTA COMPLETE EDITION 〈会場限定価格〉各16,500円(税込) 全8種(※NU’ESTを除く計8種展開)
D’FESTA グループレイヤードアクリルキーリング 各1,650円(税込) 全8種(※NU’ESTを除く計8種展開)
また会期中は会場から徒歩数分に位置する近隣のカフェ「WHAT CAFE」が本イベント特別仕様の「THE CAFE」にさま変わり。特設ショップでドリンクを購入したレシートを持参することで、希望グループのメンバー別スリーブがランダムで提供される。ここまで満喫してちょっと疲れた体にドリンクを注入して生き返るのもアリ、カフェ内配置されたグループごとのパネルでフォトスポットを楽しむのもアリ。最後の最後までお楽しみが広がるイベントを満喫しよう。
「THE CAFE」店内の様子
希望のグループをスタッフに伝えると、ランダムでスリーブが提供される
メンバーの横に立って写真撮影もOK!
さらに、8月1日(木)から新たに2つのキャンペーンを実施するとの朗報が! 平日14時から16時30分までに来場すると、メンバーが描いたイラストで制作された「特製エポキシステッカー」をプレゼント(無くなり次第終了)。また、8月1日(木)から8月22日(木)までの22日間限定で、入場特典フォトカードの中にホログラムカードが出現。このホログラムカードは各日69アーティスト1名ごと1枚限定で配布するという。22日間の期間限定ということは、世界で22枚しかないってこと……? そんな貴重な1枚に出会えたらラッキーだ!
夏にはたくさんのフェスがあるけれど、この『D’FESTA』は涼しい会場のなかで楽しむことのできる新しいK-POPフェスである。多数の展示写真に癒されるだけでなく、実際に体験もできて一体感さえも感じる、そんな素敵な空間が広がっていた。『D’FESTA JAPAN FINAL』は、9月1日(日)まで寺田倉庫 G1ビル(東京・天王洲)にて開催中。日本最後の開催となるK-POPフェスにぜひ足を運んでみては。
文・撮影=SPICE編集部