水谷千重子、“マツコ・デラックス似”浜ローズとの3年ぶり競演で幻のデュエット曲を披露 東京・明治座『宴ジョインコンサート』

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左から、浜ローズ、水谷千重子

左から、浜ローズ、水谷千重子

8月3日(土)、友近ふんする水谷千重子が東京・明治座で『水谷千重子の宴ジョインコンサート』を開催した。

水谷千重子は、“かつては『北陸のひばり』と呼ばれ、二葉菖仁の秘蔵っ子”演歌歌手。先日、“芸能生活50年”にして“二葉菖仁音楽出版”から、創立115年目を迎えた演歌の老舗・コロムビアレコードに移籍を発表したばかりだという。8月2日(金)には、コロムビアレコードからの第1弾リリース作品として、盟友・浜ローズ(マツコ・デラックス)との“幻のデュエット曲”「まそおの月」と、水谷の新境地となる歌謡曲「あまえたって駄目さ」を配信した。「まそおの月」は「約30年前のバブル絶頂期にリリースが決まっていたものの、水谷千重子と浜ローズが距離を置くきっかけとなったあの“赤坂の乱”の影響でリリースが中止。幻のデュエット曲となっていた」という楽曲。2021年に水谷千重子の明治座公演にてふたりが共演を果たしたことにより再び動き出し、3年の月日を経てのリリースとなった。水谷は、今回の『水谷千重子の宴ジョインコンサート』での浜ローズとの3年ぶりの競演で、「まそおの月」を歌唱している。

水谷千重子

水谷千重子

水谷は、「あまえたって駄目さ」のジャケットにもなっている「BAKAITTERU」と入ったモノグラム風の着物で「今日はようこそ!」と挨拶しながらステージに登場し、オリジナル曲「千重子のウインク」でステージをスタート。舞台を左右に動きながら「曇りのち…」を続けて歌った。「みなさんようこそ。嬉しいですね。ありがとうございます。今回は明治座さんで初の宴ジョインコンサートということで、宴のようなコンサートをやりたいなということで、第1回目になります」とあらためて挨拶すると、“友人の友近”が出演していた朝ドラ『ブギウギ』主題歌である「ハッピー☆ブギ」を歌唱した。

水谷千重子

水谷千重子

その後、水谷は新曲について、「さて、次はなんと昨日配信が始まった『あまえたって駄目さ』を披露させていただきたいと思います。この曲はすごく強い女性の曲で、あーだこーだ裏で文句言うんだったらそこで立ち向かって、世の中ちゃんと生きていこうよというメッセージが込められた曲でございます」と紹介し、配信したばかりの同曲を歌唱。「ちょっとかっこいい曲調でしょ。二葉慶太郎先生にちょっと強い女性の曲を書いてくださいとお願いしたら、とてもイメージ通りの曲ができたんで、大事に歌っていきたいと思います」と話した。さらに、ダンサーを従えて、KUWATA BANDの「スキップビート」を歌い、ステージの前半が終了。さだまさしとのジョインをエンジョイした後の中盤、「昨日、新曲がリリースされて、配信が始まったその歌を歌いたいと思いますから、呼び込みたいと思います。浜ローズちゃんどうぞー」と“マツコ・デラックス似”の浜ローズを呼び込むと、浜が黒のシルクの衣装でステージに登場した。

浜ローズ

浜ローズ

水谷が「浜ローズが千重子のところに来てくれるのはすごいことなのよ」と話すと、浜も「そうなのよ、30年間口をきいてなかったのよ」と、ふたりで水谷のデビュー20周年パーティーで起こったトラブル「赤坂の乱」について説明。「会場の赤坂プリンスホテルをニューオータニと勘違いし不機嫌のまま会場に来た浜ローズに水谷が怒ってマイクで浜ローズの頭を叩いた」という一件を披露。浜は、「それで50周年を機に呼んでくれたわけよ」と競演のきっかけを説明した。

浜ローズ

浜ローズ

そして、浜は「初めて人前で歌う曲」と紹介し、「真夜中のドア~Stay with me~」を披露。水谷が再登場すると、浜が客席のペンライトをオレンジ色にしようと呼びかけ、客席のペンライトが全部オレンジ色になると、水谷が「配信が始まったばかりだから、ぜひ聴いてください。浜ローズちゃんとのデュエット曲です」と紹介し、二人は息の合った歌唱で「まそおの月」を歌唱した。水谷が「でもリリースした後に歌えるのは気持ちいいわね。みんなが少しでも知ってくれているから」と感想を話すと、浜も「聴いてない人は今日帰ったらすぐに、娘さんや息子さんやお孫さんにやり方を聞いて聴いてね」と促す。

ステージは“サンドウィッチマン・伊達みきお似”の萬みきおとのジョインなどもはさみ、本編を終了。その後、大きな拍手によってアンコールに登場した水谷は「千重子は福井県出身で越後前舞踊という喜びの舞いがあります。焼き豆富を持って踊ります。そのあと、豆富開きをしたいと思います」と、焼き豆富をもって越後前舞踊を舞ったあと、観客の健康とご多幸を祈り、豆富開きを披露。

アンコール後は「皆さんが応援してくれるのであれば、また2回3回とこのコンサートも続けていきたいと思います。そしてまたこの明治座に戻ってきたいと思います。合言葉は『I’ll be back!』。皆さん今日は本当にありがとうございました」と御礼を述べ、1,500名の観客を沸かせてステージは幕を下した。

『水谷千重子の宴ジョインコンサート』は、翌8月4日(日)にも東京・明治座で開催。8月31日(土)と9 月1日(日)には大阪・新歌舞伎座、10月26日(土)・27日(日)には愛知県芸術劇場大ホールにて開催される。

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