八代亜紀、異色の名盤「八代亜紀と素敵な紳士の音楽会 LIVE IN QUEST」「MOOD」を初アナログ化

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八代亜紀「八代亜紀と素敵な紳士の音楽会 LIVE IN QUEST」

八代亜紀の異色の名盤「八代亜紀と素敵な紳士の音楽会 LIVE IN QUEST」「MOOD」が、レコードの日11月3日に初アナログ化され発売されることが決定した。両作品共にジャズ・R&B・HIP HOPなどを採り入れた意欲的な作品で、ボーカリスト・八代亜紀の真骨頂とも言える名盤であるが、アナログ化を望むファンからの強い要望に応えリリースが決定した。

「演歌の女王」として日本の演歌・歌謡界に多大な貢献を果たし、多くの人に愛された八代亜紀であるが、一方で自身のルーツであるナイト・クラブでの活動などを見つめなおすようにジャズやブルースなど演歌以外のジャンルにも積極的に取り組み、2012年に小西康陽プロデュースでリリースしたジャズ・アルバム「夜のアルバム」や、2015年に寺岡呼人プロデュースでリリースしたブルース・アルバム「哀歌」は大きな注目を集めた。

「八代亜紀と素敵な紳士の音楽会 LIVE IN QUEST」は1998年にリリースされた、八代亜紀にとって初のジャズ・ライブの模様を記録したアルバムだ。北村英治(Clarinet)、世良譲(Piano)、ジョージ川口(Drums)、水橋孝(Bass)など日本ジャズ界のレジェンドたちや自身のバンド846の演奏にのせてジャズ・スタンダードや「舟唄」「雨の慕情」「愛の終着駅」などの代表曲を、軽やかにスィングしながら歌いこなす、「八代ジャズ」のスタートといえる作品だ。

一方、「MOOD」は2001年にリリースされ、南佳孝、大貫妙子、大沢誉志幸などの書き下ろしに加えて、「舟唄」「Fly Me To The Moon」などをR&BやJAZZ、HIP HOPの要素を採り入れたアレンジで表現した彼女のキャリアの中でも異色作である。八代亜紀のソウルフルかつ繊細な歌声と楽曲への解釈の深さが際立った、今聴くべき名盤だ。

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