岩本照主演、ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』再演が開幕

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2024年8月19日(月)東京国際フォーラム ホールCにて、ミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』が開幕した。開幕に先駆け、報道陣に向け行われたプレスコール取材会の模様が到着した。


まずは劇中ナンバーより2曲を披露。〈Living In Living Color〉は天才詐欺師フランク・ジュニアの登場シーンだ。空港でFBI捜査官カール・ハンラティ(吉田栄作)に追い詰められたフランク・ジュニア(岩本照)は、自分の“鮮やかな”人生を回顧し始める。スリリングなやりとりから突然オーケストラが現れ、キラキラなセットの中、華やかなショーへと展開していく。華麗に歌い踊る岩本が異彩を放つ。

〈ジェット・セット〉は、フランク・ジュニアがパンアメリカン航空のスチュワーデスたちと出会い、どのように偽パイロットになったのか、その過程が描かれる愉快なナンバー。岩本のフランク・ジュニアは賢く抜け目なく、その上とってもチャーミング!これは誰でも騙されるよね…と納得するし、何なら騙されてもいいとまで思ってしまう。この先、フランク・ジュニアがどんな活躍を見せるのか、カール・ハランティがどのように追うのか、本番が俄然楽しみになった。

囲み取材には、岩本照、吉田栄作、ブレンダ・ストロング役の仙名彩世、演出・翻訳・訳詞の上田一豪が登場。

再演が決まっての思いについて、岩本「純粋に嬉しかったです。ぜひやらせてくださいと即答しました。そこから初日を迎えるまですごく早かった。それだけ充実した日々を過ごさせてもらったと思います。僕はこう演じようとあまり決めこまず、周りのキャストたちが投げてくるエネルギーを受け取り、それをぐちゃぐちゃにしている感覚です。割とキャッチャータイプ。」、吉田は「再演の話を聞いてまず思い浮かんだのは、岩本くんの顔。誰よりも望んでいたんじゃないかな?と。 岩本くんとは前回のコンビネーション、信頼関係もありますし、仙名さんを含め新キャストの風も吹いて、さらにワクワクした作品になると思います。岩本くんに「僕のオリジナルの白Tシャツをください」と初演時の千秋楽で言われていたのですが、なかなか会うチャンスがなくて。ですので、今回稽古が始まってすぐに渡しました(笑)」。初参加の仙名は、「華やかなナンバーやワクワクするシーンがたくさん作品。出演を知って素直に嬉しかったです。」と喜びを語った。

上田はこの再演について、「初演の稽古は皆さんマスクをつけるなどかなり制約がありましたが、今回はキャラクターの内面や、実際に生まれる芝居、空気感を丁寧に確認できて、キャラクターをしっかり掘り下げられたと思います。また岩本さんと仙名さんのお二人と一緒に作るのはチャレンジも多く、楽しかったです。セットがよりゴージャスになっていますので、そこもぜひお楽しみいただけたら。」と意気込んだ。

最後に岩本は「嘘のような本当の話で、とんでもなくエネルギーの強い作品です。みんな初心の気持ちを忘れずに、一丸となって作ってきたので、観客の皆様をエネルギーで満たす自信があります。ぜひ劇場に足をお運びいただきたいです」と胸を張った。

公演は8月19日(月)~9月8日(日)東京国際フォーラムホールCにて、9月13日(金)~9月17日(火)大阪・オリックス劇場にて。

撮影=伊藤智美 文=三浦真紀

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