世界中で精力的に演奏を続け、今年4月に92歳で世を去ったピアニスト、フジコ・ヘミングのドキュメンタリー映画『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』のオリジナル・サウンドトラックがが2024年10月2日(水)に発売されることが決定した。
今作には、2023年3月にフランス・パリのコンセルヴァトワール劇場のコンサートで披露された、フジコの代表曲であるリストの〈ラ・カンパネラ〉、ラヴェルの〈亡き王女のためのパヴァーヌ〉、ヴァイオリニストでフジコの盟友であるヴァスコ・ヴァッシレフと共演したシューベルト〈アヴェ・マリア〉など、フジコの人生と共にあった名曲12曲を収録。さらに、フジコが大好きだった歌声を持つ陣内大蔵の〈アメイジング・グレイス〉、フジコ自身の歌唱による〈中国地方の子守唄〉の2曲がボーナス・トラックとして収録される予定。特典DVDには、シューマン〈トロイメライ〉のミュージック・ビデオ、2021年1月に東美教会で収録されたリスト〈ため息〉、本邦初公開となる幻となったフランスでのコンサートCM映像など貴重な映像が収録されている。さらに封入特典として、フジコが描いたエンジェルのイラストと、フジコ自身の名言を盛り込んだ「スペシャル・エンジェル・カード」も封入されており、ファンならずとも垂涎ものの充実の内容になっている。
『恋するピアニスト フジコ・ヘミング』(配給:東映ビデオ)は、いつの時代も、どこで暮らしても、自分らしく生きたフジコ・ヘミングを、小松莊一良監督が4年間をかけて撮影し、記録したドキュメンタリー映画。10月18日(金)から、新宿ピカデリーほかで全国ロードショーが決定している。
なお、このオリジナル・サウンドトラックの発売を前に、生前、フジコが2年の歳月をかけ自身で選曲した究極のオールタイム・ベスト『COLORS』から人気トラックをセレクトした『COLORS – Best Selections』のデジタル配信も本日9月4日(水)よりスタートしている。