オアシス、再結成ツアーにロンドン2公演を追加
オアシスが、再結成ツアーにロンドンのウェンブリー・スタジアムでの2公演を追加することを発表した。先月、2009年の解散以来初となる来年のツアーを発表した同バンドだが、先日のチケット発売時には、世界158か国から1000万人以上が殺到、サイトでは長時間の待機列ができ、技術的な問題が発生する事態にまで至っていた。
それを受け、オアシス側は「償いの一歩」として、来年9月27日と28日の追加公演を発表、招待制の抽選となっており、初回は先日チケットマスター社で先日のチケット発売時に購入できなかった人たちが対象となる。
先週末に発売されたツアーチケットは、需要に応じてチケット料金を値上げするチケットマスター社のシステム「ダイナミックプライシング」により、定価の2倍以上の金額となる350ポンド(約6万6000円)まで価格が高騰していた。
今回の追加公演発表にあたっては、この件に関しても言及されており、「オアシスは、チケット販売と価格設定に関する決定を、プロモーターとマネージメントに完全に委ねており、ダイナミックプライシングの使用は一切知らされていなかったことをここではっきりさせていただきます」「プロモーター、チケットマスター、バンドのマネジメント間における事前会議では、一般チケットの価格を抑え、転売を減らすためのダイナミック販売を含め、ファンの皆さんに公平となる前向きな販売戦略を生み出していましたが、その実行においては期待に添えることができませんした」「関係者全員が、ファンに最高の経験を届けようと全力を尽くしましたが、前例のない需要により、それが実現不可能となりました」と説明されている。
追加公演の抽選に関しては、今後また詳細が発表される見込みだ。
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