オルタナティヴロックバンド SPOOL、デジタル・シングル「秋桜」リリース

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Photo taken with Focos

東京を拠点に活動するオルタナティヴ・ロック・バンド、SPOOLがデジタル・シングル「秋桜」をリリースした。同曲は「Heavenor」「Space Rock」に続く連続リリースの3作目となり、オフィシャルYouTubeチャンネルにてミュージックビデオも公開された。

本作はHIP LAND MUSICによるデジタルディストリビューション&プロモーションサービス「FRIENDSHIP.」がデジタルリリースをサポートしている。

SPOOLは2007年に結成。日本のロックやシューゲイズを軸に、繊細な感性で紡ぐポップかつ憂いを帯びた楽曲と、USオルタナティヴ・ロック~グランジの影響を感じさせる、独特の空気感が特徴。2018年に3人組から4人組となり、2019年に1stアルバム「SPOOL」、2020年に2ndアルバム「cyan / amber」をリリース。2022年には3rdアルバム「(image for) drawing on canvas」をデジタル・リリース、翌年CD / LP化された。2023年5月にドラムのaranが卒業。現在はこばやしあゆみ(Vocal / Guitar)、ショウジスミカ(Guitar)、安倍美奈子(Bass)の3人にサポート・ドラムを迎えた新体制として活動している。

「秋桜」は、直近のシングルとは一転して、浮遊感を漂わせながらもダイナミックな轟音を鳴らす1曲。歪んだバッキング・ギターの揺らめき、リード・ギターの心地良いリフレイン、そしてリヴァーブのかかったヴォーカルは、まさにSPOOLの原点の一つでもあるシューゲイズのマナーに則ったもの。いつになく重厚で荒々しいサウンドは、ヘヴィー・シューゲイズの潮流とも呼応するような印象を与える。

また、今作では金子タカアキ(スズメーズ / sheeplore / 色々な十字架)がサポート・ドラムとして参加、しっかりと構えつつ細かいニュアンスも光るドラムで貢献。SPOOL特有の動くベース・ラインも健在で、盤石のリズム隊も聴きどころ。秋に咲くコスモスのイメージと内省的な詞も相まって、切なさに浸れる1曲に仕上がった。前作に引き続き、ミックスは岩田純也(Triple Time Studio)、マスタリングは中村宗一郎(PEACE MUSIC)が担当している。

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