ODD WAVE
サマーソニックを始めとするロック・フェス、国内外アーティストのライヴを企画制作するプロモーターであるクリエイティブマンが運営する、音楽の未来が生まれる場所・SPACE ODDから新人アーティストに焦点をあてた新たなイベント『ODD WAVE』を企画。その第一弾として、2024年9月24日(火)代官山SPACE ODDにて『ODD WAVE vol.1』を開催する。記念すべき第一弾出演アーティストであるSijima、Xanadoo、春風レコードにイベントへ向けたオフィシャルインタビューが到着。
Sijima
ーーフェス出演への夢や目標についてお聞かせください。
Sijima:野外フェスへの出演は、Sijimaとして叶えたい夢の一つです。多くのオーディエンスが自然と揺れてしまうような演奏をしたいですし、みんなが揺れているその瞬間を舞台から観られたら最高だと思います。
Xanadoo:「いつまでもフェスの常連として声が掛かるバンドになる」という意識は結成した当初からバンドの目標のひとつとして掲げています。
春風レコード:私たちが影響を受けているアーティストが多数出演されているGREENROOM FESTIVAL、サマーソニックをはじめとした大型フェスへの出演が大きな夢であり目標です。 それに向けてSNS活用による新たなファンの獲得や新しい楽曲、MVのリリース音楽とは違った部分にも意識し、クリエイティブに活動をしております。
ーーフェスとライブハウスでは、オーディエンスとの距離感が大きく異なりますが、それぞれにおけるパフォーマンスの違いについてどう考えていますか?
Sijima:パフォーマンスは特段変えることなく、普段通りで良いと考えています。しかし、広い舞台・メンバーとの距離感・オーディエンスとの距離感を踏まえると、開放的であることによって得られる高揚感は特別なものであると想像しますので、フェスにおいては、ライブハウスとは一味違うエネルギーを発揮できると考えます。
Xanadoo:フェスもライブハウスも確かにスタートの距離感は違うかもしれませんが、バンドとして表現する核の部分というのは特別に変えなくてもよいと思っています。でも、その中で感じるオーディエンスの期待感の違いは必ずあると思うので、そこも含めて会場全体で楽しんでいけるようなバンドでありたいと思っています。
春風レコード:普段ライブハウスではお客さんとの距離も近いため、お客さんへの細かな目線やメンバー同士が顔を向け合ったりなど小さい動作に重きを置いてパフォーマンスをしております。 またフェスは、ステージも広く様々なお客様が気軽に立ち寄れる機会であるので普段よりもステージを広く使う事を意識しつつ、メンバー全員で合わせて動いたり真似しやすい軽い振り付けなどを取り入れる事で、お客さんとの一体感を出せるようにするなど印象に残るパフォーマンスが出来るように心掛けております。
Xanadoo
ーーフェスを通じてインスピレーションを受けたアーティストや出来事は?フェスの現場だけでなく、YoutubeやSNSを通じて感じた内容でもOKです。
Sijima:過去にSIRUP・TENDRE等が出演する野外フェスにいきましたが、ノレるビートやchillな要素が豊富であるほど、野外ではより解放的に揺れたり踊ったりすることができると体感しました。それ以降、”揺れる””踊れる”は作曲面において強く意識しています。
Xanadoo:地元福岡でも野外からドーム級までたくさんのフェスがあります。影響を受けたアーティストをあげるとメンバー全員でも正直キリがないのですが、どのイベントも出演アーティストだけでなく会場スタッフさんを含め「繋いでいく意識」というものを凄く全体的に身近に感じます。だからこそ、その場所への魅力や憧れを感じてしまっているのだと思います。
春風レコード:様々なアーティストからインスピレーションを受けているのですが中でも大きく受けたアーティストは
「Lucky Kilimanjaro」です。ライブでのパフォーマンスや曲間の繋ぎなど、お客さんを巻き込んで「ライブを見に行く」ではなく「ライブで楽しむ」という新しい発見を見出すきっかけになったアーティストです。彼らのライブを体感後、作曲やSEなどでお客さんを巻き込めるような要素を取り入れるようになりました。
ーー皆さんのバンドとしての「ODD」=独自性や個性はどのような部分にありますか?
Sijima:「クールなポップス」が大きなテーマです。”Sijima(しじま=静寂)”のとおり、あまり激しく主張せず、タイトでクールなサウンドに詞をのせ、心地良い楽曲を届けることがSijimaならではの「ODD」です。
Xanadoo:メンバーそれぞれの演奏を含めひとつひとつの楽曲すべてです。
春風レコード:春風レコードの個性は、池田春の歌声が持つ表現力の豊かさと、メンバー全員が作曲に関わることで生まれる、楽曲の多彩さにあります。また、MVやLIVEの撮影、音源のミックス、デザインまで、同世代のスタッフと一緒に取り組んでいるところも、バンドとしての強みです。みんなで一つのチームとして作品を作り上げている感じが、私たちらしさかなと思います。
ーー現在の音楽シーンにおける新しい「WAVE」を感じる瞬間はありますか?自分たちの音楽がその一部になるとしたら、どんな形で貢献したいですか?
Sijima:多様性を重視する現代社会に伴い、多種多様な音楽が増えています。また、ストリーミング文化の隆盛により昔に比べて音楽を消費するスピードが非常に速く、一人のリスナーとしても「WAVE」の発生と衰退を日々実感しています。移ろいゆく世の中で、Sijimaは「WAVE」にのまれたりのまれなかったりしながら、いつの時代も変わらない普遍的なJ-POPを続けていきたいです。
Xanadoo:正直、まだ「WAVE」というほどのクールな波は何も感じていません。だけど、自分たちの楽曲だったりパフォーマンスだったり、これからの活動が面白いものになっていくことの確信だけは勝手に感じていて、もうそこに全員が巻き込まれて欲しいとは思っています。今回誘っていただいた【ODD WAVE vol.1】もそれで、まだXanadooを知らない人は特に僕らの音を探りに会場に遊びに来てください。貢献というほどもおこがましいので、とりあえず波にはみんなで乗って身体を揺らして楽しんでください。会場でお会いできるのを楽しみにしています。
春風レコード: 音楽とファッションは流行を回り続けていると思っているのですが各時代で過去の流行が再熱した際に必ず新しい「WAVE」を感じることがあります。現在の音楽シーンにおいては少し前から流行り始めた70-80`sのJ-POP、いわばCity Popと言われる音楽を基盤にダンスミュージックの要素を取り入れたアーティストやR&B,Soulなど少しダークな要素を加えたアーティストなど、ただ昔の懐かしい音楽を思い出して演奏するのではなく何か新しい要素を加えて表現をされている楽曲が多いなと感じます。なので私たちの音楽がその一部になるとしたら、懐かしさの中にどこか新しい気持ちを感じられる音楽で皆さんに貢献したいです。
春風レコード
そんな3組が共演する『ODD WAVE vol.1』は2024年9月24日(火)代官山SPACE ODDにて開催、現在イープラスにて一般発売を受付中。未来を感じる新人アーティストの共演を是非体感していただきたい。