ピアニスト・小林愛実がシューベルトの作品を奏でる、約3年ぶりのニューアルバムを11/27発売

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ピアニスト・小林愛実が、ニューアルバム「シューベルト:4つの即興曲 作品142、ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調、ロンド イ長調 他」を11月27日に発表することが決定した。

約3年ぶりとなるニューアルバムは、CD2枚組の大ボリュームでのリリースとなり、小林愛実が長年取り組みたいと熱望していたシューベルトの作品集となっている。

メインとなる曲目は「4つの即興曲 作品142」と「ピアノ・ソナタ第19番 ハ短調」。「4つの即興曲 作品142」は小林愛実がずっと演奏したいと思い、最近のコンサートでも披露している想い入れのある楽曲。「ピアノ・ソナタ第19番」はアメリカ留学時代に初めて取り組んだシューベルト作品で、シューベルトのアルバムを作るなら入れたいと思っていたと語る、こちらも想い出の曲である。

その他、シューベルトの歌曲をリストがピアノ編曲した「連祷」と「春の想い」も収録。歌曲の歌詞も読みこんで、選曲したという2曲。これら2曲は、輸入盤には収録されず、日本国内盤及びデジタル盤のみで聴くことができる。

さらに、夫であるピアニスト・反田恭平との連弾「ロンド イ長調」も収録。夫妻の共演としては初めての公式録音となる音源だ。録音は今年5月、数々の名録音を生みだした伝統と歴史のあるベルリンのテルデックス・スタジオにて行われた。ブックレットには、撮り下ろしの写真を使用したフロントカバーを始め、小林愛実本人のコメントも掲載されている。

前作「ショパン:前奏曲集 他」より約3年が経ち、その間ショパン国際ピアノ・コンクール第4位入賞、結婚、出産と小林愛実本人にとって大きな出来事を経験してきた。今年9月23日に誕生日を迎え、29歳となった小林愛実。本アルバムに収録されているのは、シューベルトが晩年の30~31歳で作曲した作品ばかり。数々の出来事を経て、これらを作曲したシューベルトと同じ年代となった今だからこそ奏でることのできる音楽で、小林愛実の世界を創り上げた1枚だ。

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