『ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2024』
2024年9月14日(土)東京・文京シビックホール 大ホールにて、『ディズニー・オン・クラシック ~まほうの夜の音楽会 2024』が開幕した。
本公演は、ディズニー・アニメーションや映画、テーマパークの音楽を、オーケストラとヴォーカリストの生演奏でおりる大人のための音楽会。
22回目を迎える今年は、アニメーション映画『リトル・マーメイド』をメインに、『ポカホンタス』より「カラー・オブ・ザ・ウィンド」、『ウィッシュ』より「ウィッシュ〜この願い~」など、様々な“願い”が込められた名曲たちや、全世界の観客を魅了し続けている『スター・ウォーズ』のオーケストラ組曲を届ける。
オープニングは、『ピーター・パン2 -ネバーランドの秘密-』より「メイン・タイトル」。指揮者 リチャード・カーシーのひと振りで、音楽がキラキラと瞬き、ディズニーの世界へと誘う。「右から2番目の星」では、エミリー・ラッツァーの美しい歌声が、幕開けを彩る。
<ウィッシュ・ソング・セレクション!>では、ディズニー作品が描き続けてきた“願いの力”にフォーカスした5曲をセレクト。出演者とともにファンシーカラー★ダイヤモンド・ライトを使って、会場が一体となれるひと時。
『ビアンカの大冒険』より「誰かが待っている」をアビゲイル・ストームが優しく包み込むように歌い、ブロードウェイ・ミュージカル版『アラジン』より「プラウド・オブ・ユア・ボーイ」ではジェイコブ・アトキンスがまっすぐ伸びやかに歌い上げる。
『ポカホンタス』より「カラー・オブ・ザ・ウィンド」では、ケリアン・サファリックが透明感のある歌声で、心地よい風のように爽やかな時が流れる。『モンスターズ・インク』より「君がいないと」では、ブレイデン・シリングとラジアー・アルフォードがマイクとサリーの固い絆を歌い、オーケストラは楽器をペンライトに持ち替えて、青と緑の光を灯す。
そして、2023年に公開されたディズニー創立100周年を記念した作品『ウィッシュ』より「ウィッシュ〜この願い~」を歌うのは、エリアナ・ハーダウェイ。力強く自信に満ちた歌声は、アーシャが見上げる月のように、私たちを明日に導いてくれるようだ。
第1部のラストを飾るのは、組曲:『スター・ウォーズ』。全4曲・約15分間からなるこの組曲は、『スター・ウォーズ/新たなる希望(エピソード4)』と『スター・ウォーズ/ファントム・メナス(エピソード1)』の2作品から厳選された『ディズニー・オン・クラシック』スペシャル構成。オーケストラ・ジャパンによる演奏と、その音楽を共に紡ぐ照明演出、ヴォーカリストたちのコーラスが一体となり、一音一音から感じる張り詰めた緊張感とその解放による高揚感に、胸が高鳴る。
第2部は、アニメーション映画『リトル・マーメイド』を全編フィーチャー。まずは、「海の底で」でヴォーカリストたちのコーラスによって航海の旅へ、続く「メイン・タイトル」で海の中へと誘う。人間の世界に憧れる人魚姫アリエルを歌うのは、エミリー・ラッツァー。「パート・オブ・ユア・ワールド」での透き通るような歌声だけでなく、彼女が魅せるパフォーマンスに心奪われるはず。
ディズニー初のアカデミー賞®︎歌唱賞を受賞した「アンダー・ザ・シー」では、セバスチャンを歌うラジアー・アルフォードが、その軽快なリズムにのせて会場を盛り上げます。音楽に身を任せて、全身で楽しめるパフォーマンスを届ける。
ディズニー・ヴィランズ(悪役)最強といわれるアースラがアリエルの声を奪う「哀れな人々」を歌うのは、アビゲイル・ストーム。太く大きく響く迫力満点の歌声や、息を呑むほどのパフォーマンスは必見。
そして、特別にブロードウェイ・ミュージカル版よりプログラムに組み込まれ、エリック王子が切実な願いを歌う「彼女の声」。ブレイデン・シリングが優しく甘い声で歌い上げる。
シェフ・ルイが歌いながら最高のディナーを料理する「レ・ポワソン」。ジェイコブ・アトキンスがユーモアたっぷりのパフォーマンスを披露。その他、物語のクライマックスへと向かう「エリックの救助」では、アースラの怒りと海の荒波を表現するオーケストラの迫力満点の演奏を楽しもう。
フランダーたちと暮らす海の中での楽しい生活や、美しい声をもつアリエルとエリック王子の恋、そしてトリトン王を妬むアースラなど、物語とともに全22曲をたっぷりとおくる。
本公演は「Our Wishes 〜未来へ」をテーマに、12月22日(日)大阪・フェスティバルホールまでの約3ヶ月半で、全49公演・33都市をめぐる。全国ツアーでは、プログラムの一部をディズニー・ヴィランズにフォーカスする10公演限定の<ミステリアス&ダーク・スペシャル>や、クリスマス・ソングを披露する5公演限定の<クリスマス・スペシャル>といったバリエーション公演も開催される。