ビリー・アイリッシュ、兄フィニアス抜きで音楽制作
ビリー・アイリッシュ(22)が実の兄でプロデューサーのフィニアス(27)抜きで自分の音楽を作り始めるようだ。デビューからフィニアスとのタッグで作品を発表してきたビリー、最近自宅のスタジオで基本的な機材を揃え自分自身でプロデュースできる環境を整ったという。
Guitar.comの取材にフィニアスはこう明かす。「ビリーのレコーディングスタジオをセットアップして、僕がいなくてもホームプロダクションができるようにしたんだ。本人も得意だしね!
」「面白いことに彼女には必要最低限のものしか与えていないんだ。今使っているものを全部与えることもできるけど、僕は使えるようになるまで何年もかかった。『基本的なものだけなら、すぐに覚えられるだろう』ってね」
そんな2人はビリーの最新作『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』の制作で口論になっていたところだ。同作のセッション中フィニアスはビリーに不満を伝えたそうで、YouTube番組『ホット・ワンズ・ヴァーサス』でこう話していた。「一番長く、大きかった言い争いは、おそらく僕らの人生の転換期のことでお互い正直でいようとしていたんだ」「ビリーの名誉のために言うけど、僕は相当偉そうだったね。『全然正直じゃないし本物でもない』なんて言って自分本位になり過ぎていた。多くのことを学んだよ」
一方ビリーはフィニアスが素足をサウンドデスクに置くことが耐えられなかったようで、「裸足で不潔な靴を履いていることが多くてね。私の顔が間近にあるのによ。アルバム制作の映像のほとんどが彼の足と私で構成されているわ」と続けた。
またフィニアスは以前、ビリーに対して、十分に弱さをさらけ出していなくガードが堅いと告げるなど音楽制作の過程で直面した問題をアップル・ミュージック1のゼイン・ロウの番組で明かしてもいた。更に音楽の道から離れようと考えたこともあったとフィニアスは告白、ビリーはその気持ちに共感できたとし、「船の舵を取っていたのはあなたなのに、今あなたもそう感じている。私たちにとってそれはどういうことか?これから私たちはどうなるのか?」と話していた。
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