山中千尋、バド・パウエルとヘンリー・マンシーニ作品を中心とした新作から先行シングル「Un Poco Loco」配信リリース

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「Carry On」通常盤ジャケット写真

世界的な活動を続けるジャズ・ピアニストの山中千尋が、10月9日にリリースするニュー・アルバム「Carry On」から先行シングル「Un Poco Loco」を配信リリースした。

「Un Poco Loco」はバド・パウエルの作曲で、1951年にバド自身が録音して以降多くのミュージシャンに愛されているスタンダード。スペイン語で「少し変わり者」を意味するタイトル通り一筋縄ではいかない、不思議な魅力を持った楽曲だ。今回の山中のヴァージョンはバドのものをベースに置きつつも、山中ならではの力強さやリリシズムが感じられる仕上がりとなっている。

ニュー・アルバム「Carry On」は、2023年作の「Dolce Vita」以来、約1年振りとなる完全新録作品。2024年に生誕100年を迎えるバド・パウエルとヘンリー・マンシーニの作品を中心に採り上げ、そこに山中自身の書き下ろし新曲3曲を加えた多彩なラインナップを収録したニュー・アルバムとなっている。ヨシ・ワキ(b)とジョン・デイヴィス(ds)による熟練のトリオを中心にニューヨークでレコーディングされた、山中の現在進行形のサウンドが凝縮された充実の仕上がりとなっている。

商品は通常盤に加えて、ボーナス・トラック+ミニ・フォトブックを収めた限定盤も同時発売。ボーナス・トラックは、細野晴臣「悲しみのラッキースター」のカヴァーを収録しており、こちらも注目だ。また、直筆サイン入りクリアファイルなどの購入者特典もラインナップされているので、ぜひチェックしてほしい。

10月10日からは上記ニューヨーク・トリオを率いた日本ツアーを予定している山中千尋。世界的ジャズ・ピアニストの現在進行形サウンドを体験できる貴重な機会も見逃せない。

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