バービーボーイズ、デビューアルバム「1st OPTION」が40年の時を経て最新リマスターで復活

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「1st OPTION」ジャケット写真

1980年代後半から1990年代初頭にかけて、独自の音楽性で活動したグループ・バービーボーイズが今年9月21日、デビューシングル「暗闇でDANCE」から40周年を迎えた。

彼らの特徴的なビートとメロディラインは、聴く人に強い印象と刺激を与えた。男女ツイン・ヴォーカルという編成も、当時としては珍しく個性的であった。疾走感あふれるバンド・サウンドとキャッチーなメロディのバランス、時にエロティックなメタファーを含む挑発的な歌詞、パンク/ニューウェイブに見られる実験的な要素をポップに取り入れたエンタテインメント性など、彼らの音楽は意外性に満ちている。

1985年の日本のポップ・シーンは、バンド・ブーム前夜と言える状況の中1984年9月、シングル「暗闇でDANCE」でデビュー、年が明けて1985年2月22日に、バービーの特徴的なビートとメロディラインの原点とも言える1stアルバム「1st OPTION」がリリースされた。シングル「暗闇でDANCE」「もォやだ!」だけでなく、「Blue Blue Rose」や「小僧-cryin’ on the beach」など、デビューアルバムながら数多くの優れた楽曲を収録している。

また、バービーのオリジナルアルバムで唯一メンバーが登場しないジャケットも特徴的。彼らは、過去にも現在にもない独自の音楽性を持つバンドで、周囲のバンドとは一線を画し、独自の道を進みながら、時代の先を見据えて活動を続けていた。

デビューアルバムは、当時のミュージックシーンに衝撃を与え、一石を投じた作品と言える。その衝撃作が40年の時を経て、メンバー立ち会いによるリマスターによって新たな響きを纏い、2024年の今、CDとLPで届けられる。

なお、LPのレーベル面(B面)ではファンにはおなじみのキャラクター「ハチ君」のバックショットが作品上で初公開。メンバーからのコメントは依然としてないものの、2024年クリスマスに届くバービーボーイズ1stアルバムの復刻リリースは、2025年への期待をますます高めるだろう。