ν[NEU]×Waive、夢のツーマンが実現。「-光跡-」で互いの軌跡を照らし合う

アーティスト

文:平井綾子

ν[NEU]より、「Waiveとのツーマンライブ決定」という緊急告知が届いた。

「-光跡-」(こうせき)と名付けられた本公演は12月12日にSUPERNOVA KAWASAKIにて開催され、これがν[NEU]にとって最後のイベントライブとなる。

過日、ν[NEU]のリーダーであるヒィロは、自身のXにて「実現できるかわからないのですが、ν[NEU]完結に向けてどうしてもご一緒したいバンドさんがいる」という投稿をしていたのだが、「決まったら激アツ」としていた相手がまさしくWaiveであることが判明した。

ν[NEU]は、2014年の解散から時を経て復活を果たし、再会したからには今度こそ自分たちの納得する形でバンドを完結させようという思いの元に活動を行っている。また、Waiveも一度は解散の道を選んだ過去があったが、2023年4月に“再び「生きて、死ぬ」”という宣誓を発表して活動中ということもあり、ν[NEU]の現在の活動においてロードモデルともなる存在でもあった。

ファンにとってアーティストという存在は光であるが、その逆もまた然り。さらに、今目に見えている星の光は現在よりもはるか以前に放たれたものであり、こうした事柄をバンドとファンの関係に置き換えるならば、それぞれが駆け抜けてきた光の跡ということになる。それはバンド同士の関係にも言えることで、ν[NEU]の復活はWaiveというバンドが残してきた“光跡”(功績)に多くの影響も受けてきた。こうした2バンドが輝く光の軌跡を次の世代につなげていくという意味を込め、今回のν[NEU]とWaiveとのツーマンライブは「-光跡-」と名付けられている。

ν[NEU]は、再び歩みを進めてから1年半という限定的な期間の中で、バンドを完全完結させるべく、悔いを残さぬようにたくさんの夢を着実に実現してきた。今回のWaiveとのツーマンライブも、その夢の1つ。2025年1月4日の渋谷公会堂(LINE CUBE SHIBUYA)でのゴールまでもう残り3ヵ月……いや、彼らが最後の一瞬まで理想や夢を追求し続ける姿勢をもってすれば“まだ”残り3ヵ月あると言ったところだろう。是非、最後までその歩みを見逃さないでほしい。

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