“インド民族音楽×メタル”ブラッディウッド、 最新シングル「Nu Delhi」で世界を魅了

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Bloodywood - Nu Delhi ジャケット写真

インド民族音楽とヘヴィメタルを融合させたバンド、ブラッディウッドが新シングル「Nu Delhi」をリリースし、MVを公開した。

彼らが奏でるインド民族楽器とハードでモダンなメタル・サウンドは、世界中を熱狂させてきた。新曲「Nu Delhi」はヒップホップの影響を受けたリリック、混沌としたリズムで満たされており、彼らの故郷であるインド、ニューデリーの多様な遺産にちなんでいる。

「インドのるつぼとして知られるニューデリーは、間違いなく地球上で最も多様性に富んだ都市のひとつだ。流血の歴史と平和と祝祭の歴史を持つニューデリーは、このバンドを誕生させるのに完璧な場所だった。この街で繁栄する対照的なビジュアル、文化、背景は、私たちの音楽にも正確に反映されている。この曲で私たちは、この街が持つ致命的でありながら育む性質について、そして、うまくカードを使えば夢のような人生を手に入れることができ、うまくいかなければ人生を終わらせることができることについて表現したかった」とコメントしている。

2016年にインドのニューデリーで結成されたブラッディウッドはインドの民族音楽とラップ、メタルを融合させ政治やメンタル・ヘルスなど社会問題に対し鋭く切り込む歌詞で世界から注目を集める。バンド・メンバーは元弁護士という異色の経歴を持つギター/マルチ・インストゥルメンタリストのカラン・カティアール、ボーカルとデス・ヴォイス担当のジャヤント・バドゥラ、ラップボーカルのラウル・カー、ドラムのヴィシェシュ・シン、ベースのロシャン・ロイ、インド・パキスタン地方の両面太鼓、ドールを担当するサルタック・パワ。FUJI ROCK FESTIVAL ’22で衝撃的な初来日を果たし、2023年には東京、大阪を周る来日ツアーを行なっている。

企業で弁護士として働いていたカラン・カティアールがインドのボリウッドをメタルにカヴァーしたトラックをネットに公開していた頃にヴォーカリストのジャヤント・バドゥーラと出会い、二人でバンドを結成、リンキン・パークのカヴァーなどを制作し注目を集めていった。ラップボーカルのラウル・カー、インド・パキスタン地方の両面太鼓、ドールを担当するサルタック・パワ、ドラムのヴィシェシュ・シン、ベースのロシャン・ロイがバンドに加わり、バンドは彼らの音楽をスタジオから持ち出し、世界ツアーを開始した。

2020年にストーリーテリングを深化させたシングル「Yaad」をリリース。続いてバンドは2021年に政治家が票を得るためにいかに宗教を利用するかを歌ったシングル「Gaddaar」をリリース。2022年にはデビュー・アルバム「Rakshak」をリリース。このアルバムにより、彼らは2022年のヘビー・ミュージック・アワードで最優秀インターナショナル・ブレイクスルー・アーティストにノミネートされた。

ブラッディウッドは今までにロラパルーザ・インド、ダウンロード・フェスティバル、ブラッドストック(イギリス)、ヘルフェスト(フランス)、サマーブリーズ(ドイツ)、ブルータル・アサルト(チェコ)、フジロック、そしてラウダー・ザン・ライフやアフターショックといった世界の大型フェスでパフォーマンスを披露してきている。

1年以上かけて新曲を作り上げたブラッディウッドは、インド音楽とメタルの奥深さを彼らのパワーを持って再び世界に知らしめる為の準備を整えた。彼らにとって重要なのは、それが自分の内面に潜む悪魔であれ、世界の腐敗した基準であれ、戦い続けることだという。