辻井伸行、ドイツ・グラモフォン・デビューアルバムより先行シングル「遥かなる恋人に」配信

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アルバム『べートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第29番《ハンマークラヴィーア》、遥かなる恋人に』 ジャケット写真

今年4月に日本人ピアニストとしては初めて、世界最古のクラシックレーベル、ドイツ・グラモフォン(DG)との専属契約を発表したピアニスト、辻井伸行。

10月25日に昨年11月29日に全世界で配信リリースされるドイツ・グラモフォン・デビューアルバムから、先行シングル「遥かなる恋人に~第1曲:丘の上に腰をおろし」の配信がスタートした。

「遥かなる恋人に」は、ベートーヴェンが作曲し、リストが1816年にソロピアノのために編曲した最初の連作歌曲集で全6曲からなり、第1曲と第6曲では同じ調(変ホ長調)を用い、終止部で冒頭の主旋律を響かせることで、その循環的な性質が強調されている作品。リストの編曲は、派手な技巧を加えることなく、原曲のシンプルさと切望感を備えている。

DGからのデビューアルバム「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第29番《ハンマークラヴィーア》、遥かなる恋人に」には、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全32曲中、技術的にも、頭を使う点でも、そしてその規模からしても演奏者にとって最も難しい作品の一つ「ハンマークラヴィーア」も収録。これは、辻井が2009年のヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで優勝した際に披露した楽曲でもある。

また国内盤CDは、高音質MQA-UHQ仕様の通常盤に加え、辻井の最新映像を収録したDVDが封入された初回限定盤の2形態で11月29日に日本先行発売される予定だ。

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