アイビーカラー、9年間の集大成となるラストツアー開催を発表

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アイビー(永遠の愛)カラー(=Caller.発信者)、「愛」という言葉に住む 君と僕を季節に織り交ぜて「君を愛する」ことを発信し続けてきたアイビーカラー。「春を忘れても」「夏の終わり」「冬のあとがき」に続いて季節の表題曲、最後のピースとして10月2日に最新曲「枯れゆく秋に」をリリースしたばかりのアイビーカラーだが、来年2月末日を以って活動休止することを発表した。

四季を歌う最後のピース「枯れゆく秋に」を完成させたことでやり切ったと話すVo,Gt 佐竹惇。そんなアイビーカラーは9年間の集大成としてワンマンツアー「After 9th Season」を開催する。

スケジュールは来年2月14日、梅田Zeela、2月21日、新栄RAD SEVEN、2月28日、渋谷CHELSEA HOTELで開催。

ツアータイトルである「After 9th Season」にはアイビーカラー7周年を記念して前体制の集大成として開催した三井ホールでのワンマンライブ”28” (28つの季節を超えてきた)という意味合いに対して、現体制になってそれから超えてきた9つの季節という意味合いと、アイビーカラー9周年の四季を超えてきたという意味合い、そしてアイビーカラーとして全うした佐竹惇のその先の人生があるという意味合いが込められている。

「秋」は春のように出会いと別れのようなドラマもなく、夏の花火のように打ち上がっては散っていくような儚さも、冬のようにラブソングが映えるようなイベントもなくて、夏の余韻に浸っている間に通り過ぎて気付けば冬に移り変わって忘れ去られる季節かもしれない。だからこそ金木犀の匂いと共に一瞬で消えてしまう君と、君との約束が間に合わせの約束でしかなくなってしまう、アイビー(永遠の愛)が対照的に表現される描写が美しくも哀しい。

アイビーカラーの原点回帰とも取れる過ぎ去ってしまったあの頃、あの人との日常を切り取った本作もぜひチェックいただきたい。

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