FIFTY FIFTY、「SUPERPOP JAPAN 2024」で初来日パフォーマンス
2023年のシングル「Cupid」がTikTokで世界的にヒット、米ビルボード・チャートでもK-POPグループとして数々の記録を更新したガールズグループ「FIFITY FIFTY」が、11月9日(土) にPanasonic Stadium Suitaで行われた「SUPERPOP JAPAN 2024」に出演。
FIFTY FIFTYは新たなメンバー4人を加え5人組の新体制で再始動した、KEENA(キーナ)、CHANELLE MOON(シャネルムーン)、YEWON(イェウォン)、HANA(ハナ)、ATHENA(アテナ)の5名からなるガールズ・グループ。先行シングル「Starry Night」を2024年8月30日に発売、タイトルトラック「SOS」と共に2024年9月20日発売の2nd EP「Love Tune」でカムバックを果たした。
今回グループとしては初来日&初めてのライブパフォーマンスとなった彼女たち。ちょうど陽が落ち始め、あたりが暗くなってきたタイミングで、ステージに設置された大きなLEDモニターにはFIFTY FIFTYの登場を予告する映像が流れ始める。ほどなく1曲目「Starry Night」のイントロが流れ始めメンバーが登場すると、会場の視線は一気にステージに向けられた。
「Starry Night」は新体制となった彼女たちの記念すべき第1弾シングル。長くFIFTY FIFTYを応援してきたファンたちにとって、また彼女たちにとっても大事な一曲だ。5人それぞれのキャラクターを反映させたスポーティーで爽やかな衣装で登場した彼女たちは、愛くるしい笑顔を浮かべながらクールに歌い上げていく。
曲が終わり、イェウォンは「私たちはこんなに大きなステージでの海外公演が初めてなので、ワクワクドキドキして緊張していました」と語り、この機会を本当に楽しみにしていた様子。続いてメンバーは時折日本語も交えながら一人一人自己紹介を行っていった。
続く2曲目はEP「Love Tune」の1曲目に収録されている「Push Your Love」。ポップなメリーゴーランド風のLED映像を背負って、「色々な愛の形を表現した曲」と語る通り、歌詞とも連動するラブリーなダンスを披露するメンバーたち。2曲目ながら、そのダンスと歌唱力の高さが間違いないものだと気付かされる。曲前のMCで「みんなで一緒に楽しめる曲を準備してきました」と語った、この日のために用意してきたサプライズプレゼントとして披露された3曲目はガールズ・グループとしての大先輩であるSpice Girlsの「Wannabe」のカバーを披露。この曲をセレクトしたことは、もちろん尊敬の意味も込めてのことかと窺えるが、メンバー同士で顔を見合わせ笑顔で歌うその姿に、心からこの楽曲が好きなのだろうという印象も感じられる。
曲の途中でセンターステージに移動してきた彼女たちは4曲目「SOS」のパフォーマンス前に、メンバー全員で観客にダンスレクチャーを行う。EPのリード曲でもある「SOS」はそのキュートな手振りダンス「SOSチャレンジ」がSNSで話題に。MCが終わり立ち位置に付くと照明が暗転し「SOS」が披露された。この曲を聴きに来たファンも多いのか、曲の途中でも観客から歓声が上がっていた。楽曲のパフォーマンスが終わり、さらにMCを挟む。「今回のために、私たちにとって初めて日本語で歌う曲を準備してきました。それは「Gravity」の日本語バージョンです!」と2つ目のサプライズプレゼントを用意したことを語ると、ここでも大きな歓声が上がる。「Gravity」は韓国の音楽番組で披露した際、そのヴォーカル力の高さでSNS上で話題となった楽曲。披露された日本語バージョンでもその伸びやかなメロディーをしっかり聴かせてくれた。
続いてのMCでは「嬉しいお知らせと悲しいお知らせの2つがあります。悲しいお知らせは次が最後の1曲です。ですが、嬉しいお知らせはもう1曲日本語で歌う楽曲を用意してきました。ONE OK ROCKさんの「Wherever you are」をカバーさせていただきます!」と、3つ目のサプライズプレゼントを発表。日本でも多くの人に愛されるこの楽曲のセレクトに会場からまたも大きな歓声が上がる。
すっかり陽が落ちた会場は、曲に合わせて揺れるさまざまな色のペンライトの光に染まり、エモーショナルな空気に包まれ、映像に映し出されるメンバーの表情も心からこのステージを楽しんでいたようだった。最後はステージ上でメンバー全員でハグを行い、グループとして初来日、初めてのライブパフォーマンスを無事終えてステージを後にした。
ライブ翌日、FIFTY FIFTYは東京でハイタッチ会、ミニトークショーを行い、ここでもファンとの交流を楽しんだ。
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