ジョン・レノンがエリック・クラプトンに宛てた手紙の草稿がオークションに出品へ
ジョン・レノンが1971年にエリック・クラプトンに新しいスーパーグループの結成を依頼した手紙の草稿がオークションで10万ユーロから15万ユーロ(約1,600万円から2,400万円)の値がつくと予想されている。
ジョンは、妻オノ・ヨーコの音楽グループ、プラスティック・オノ・バンドと共演経験のあるクラプトンやクラウス・ヴォーマン、ジム・ケルトナー、ニッキー・ホプキンス、フィル・スペクターらと共に新たな音楽プロジェクトを始めたいという思いを8ページに渡って書き残している。
12月5日にインターナショナル・オートグラフ・オークション・ヨーロッパSLで競売にかけられるこの手紙の中で、1980年に40歳の若さでニューヨークで殺害されたジョンは、クラプトンが参加すれば「ロックンロールに度胸を取り戻せる」と信じているとしているほか、「ヨーコと私はあなたの音楽とあなた自身をとても高く評価しています」とクラプトンを称賛、またジョンと他の提案されたメンバーがクラプトンの「ベストを引き出せる」と綴っている。
この手書きの手紙には、いくつかの取り消し線があり、2種類の筆跡があることから、ジョンがヨーコと一緒に書いたものと思われている。
クラプトンは、ザ・ビートルズが解散する直前の1969年、トロントでプラスティック・オノ・バンドと共演していた。
手紙の最終版は未公開だが、同じ草稿が2012年には2万2728ユーロ(約364万円)で落札されている。
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