ティモシー・シャラメが歌うボブ・ディラン「名もなき者」2曲先行配信
来年2月28日、全国公開されるティモシー・シャラメ主演、ボブ・ディランの伝記映画「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」。
映画では1960年代初頭から1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルでの画期的なエレクトリック・ロックンロール・パフォーマンスで世界中に衝撃を与えるまでが描かれる。
12月6日より公開に先駆け劇中に流れるティモシー・シャラメ本人が歌った「北国の少女」と「ライク・ア・ローリング・ストーン」2曲の配信がスタートした。
「北国の少女」は”フォークの女神“ジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロとのデュオ。なおこの2曲は12月25日全米公開に合わせてデジタル配信されるオリジナル・サウンドトラックに収録される。
公開中シングル2曲情報
1.北国の少女/Girl From The North Country(ティモシー・シャラメ&モニカ・バルバロ)
2.ライク・ア・ローリング・ストーン – ニューポート’65ヴァージョン/Like A Rolling Stone -Newport ’65 Version(ティモシー・シャラメ)
20世紀最⼤の詩⼈・パフォーマーでありながら、今なお現役ミュージシャンとして舞台に⽴ち続ける“⽣きる伝説”ボブ・ディランを演じるのはハリウッド新時代のスターとして頂点に⽴つティモシー・シャラメ。シャラメは全⾝全霊を込めて若き日のディランを完全再現し、そのビジュアルだけでなく、全ての歌唱シーンを吹⾃⾝の声で歌い上げる圧巻のパフォーマンスを劇中で披露する。
予告映像でも流れる、ディラン初期の名曲「北国の少⼥」、2004年ローリングストーン誌「歴代最高の500曲」No.1 に選出された「ライク・ア・ローリング・ストーン」の吹き替なしのシャラメの歌声は既に世界中から絶賛されている。
映画のタイトル“A Complete Unknown”は、「ライク・ア・ローリング・ストーン」の歌詞の1節。まさに”名もなき者“だった若きディランが、この歴史に残る名曲に至る、師や恋人との出会い、激動の時代の中で羽ばたいていく姿を象徴する重要な1曲だ。12月25日の全米映画公開日には、映画のオリジナル・サウンドトラックがリリースとなる。来年1月末にはアナログ盤も発売予定。当時の雰囲気を再現した3種類のジャケット・ビジュアルも情報解禁となった。
映画のサウンドトラックについて、マンゴールド監督は次のようにコメントしている。
「私にとって、この映画の作り方はひとつしかなかった。それは、演じるアーティストたちに魂からなりきるため、滲み出るような才能と野心(と覚悟!)を持ち合わた俳優を起用すること。そして、そのアーティストたちが歌を歌わなければならなかった、あの世界を描き出すため、私たちはそのパワーや美しさ、荘厳さを決して差し替えず、むしろ祝い、称えたんだ。」
「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」予告映像
映画情報
ジェームズ・マンゴールド監督作品 「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」 ティモシー・シャラメ主演、音楽シーンを、時代を永遠に変えた、ボブ・ディラン激動の5年間を描く、全世界待望の超話題作。
1960年代初頭、後世に⼤きな影響を与えたニューヨークの⾳楽シーンを舞台に、19歳だったミネソタ出⾝の⼀⼈の無名ミュージシャン、ボブ・ディランが、時代の寵児としてスターダムを駆け上がり、世界的なセンセーションを巻き起こしていく様⼦が描かる。ディランを演じたティモシー・シャラメのほか、エドワード・ノートン、エル・ファニング、モニカ・バルバロ、ボイド・ホルブルック、ダン・フォグラー、ノーバート・レオ・バッツ、スクート・マクネイリーといった名優たちも出演し、2025年を揺るがす⼤注⽬作としてすでに話題沸騰中だ。
予告映像では、シャラメ演じるボブ・ディランが、故郷のミネソタを後にし、フォーク・ギター1本だけを抱え、ヒッチハイクでニューヨークへ降り⽴つ姿から映し出される。
時は1961年、⽶ソ冷戦や 公⺠権運動から若者⽂化の興隆など、社会・⽂化が⼤きく変わろうとする激動の時代の中で、何者でもなかった19歳の⼀⼈の⻘年は、様々な⼈々と出会い、魅⼒的なパフォーマンスと時代の⼼を掴んだ歌の数々で、⼀気にスターダムを駆け上がっていく。彼の存在は⼤きく時代を動かし、“フォーク界のプリンス”、“若者の代弁者”として時代の寵児となっていくディランだったが、その栄光の日々の影には、誰もが⼼を揺さぶられる苦悩も隠されていた。⾼まる名声とは裏腹に、⾃分への周囲の期待と、本来の⾃分⾃⾝との軋轢に葛藤する彼の前に、運命は過酷な試練を与える。
1965年7⽉25日、5日前に発表したばかりの新曲を携え向かった、ニューポート・フォーク・フェスティバルの舞台。ディランの⼿にはエレクトリック・ギターが握られていた。 映像内では、ボイド・ホルブルック演じるジョニー・キャッシュの姿も登場しており、アカデミー賞ノミネートの名優で本作ではピート・シーガー役を演じるエドワード・ノートンや、当時のディランの恋⼈スージー・ロトロにインスパイアされたシルヴィー役を演じるエル・ファニング、「フォークの⼥神」ジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロ、そして、スクート・マクネイリー、ダン・フォグラーら最⾼の共演陣が当時の熱気を再現する。
「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」などの⼤ヒットメーカーかつ、「フォード vs フェラーリ」「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」などの名作を送り出してきた名匠ジェームズ・マンゴールド監督が、20世紀最⼤のカリスマ、ボブ・ディランの栄光と苦悩が折り重なる“伝説の原点”をいかにスクリーンに刻み込んだのか、世界中で期待が⾼まる本作。
シャラメ⾃⾝もプロデューサーとして参加する全世界待望の映画『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』来年2⽉28日(⾦)より全国公開となる。今なお歌い継がれるボブ・ディランの名曲誕⽣の瞬間、そして、今日へと続く、ロックミュージック、カルチャーの転換点となった⼀⼤センセーション、世界がこの⽬で⾒ることを待ち望んだ待望の作品。
12月5日にボブ・ディラン自身がこの映画についてXへ以下の投稿をしている。
「もうすぐ公開される「名もなき者 / A COMPLETE UNKNOWN」という私についての映画がある。(なんてタイトルだろう!)ティモシー・シャラメが主役として出演する。 ティミーは卓越した俳優だから、きっと完璧に信憑性のある私になっているに違いない。より若い私に。あるいは誰か別の私に。映画が基にしているのは、イライジャ・ウォルドが書いた「Dylan Goes Electric」- 2015年に出た本だ。それは、あのニューポート・フォーク・フェスティバルでの大事件に至る60年代前半の出来事を見事に語り直したものだ。映画を観たあとに本も読んでみてほしい。」
(原文:There’s a movie about me opening soon called A Complete Unknown(what a title!). Timothee Chalamet is starring in the lead role. Timmy’s a brilliant actor so I’m sure he’s going to be completely believable as me. Or a younger me. Or some other me. The film’s taken from Elijah Wald’s Dylan Goes Electric – a book that came out in 2015. It’s a fantastic retelling of events from the early ’60s that led up to the fiasco at Newport. After you’ve seen the movie read the book.)
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