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服部百音 ヴァイオリンリサイタル 2025 「Storia Ⅳ」開催決定、時空を超えて響き合う名曲の調べ

アーティスト

服部百音 ©YUJI HORI 

2021年から服部百音が企画をしている演奏会「Storia」。

4回目となる今回は、プロコフィエフ、ストラヴィンスキー、ブラームスという巨匠たちのヴァイオリン協奏曲で構成。それぞれの時代を代表する作曲家が描いた個性豊かなヴァイオリン協奏曲を、若き実力派ヴァイオリニスト服部百音が奏でるという過去に例の少ない希少な一夜となる。

プロコフィエフの革新的なハーモニーとリズムが織りなす情熱的な世界、ストラヴィンスキーの洗練された旋律と独特のリズムが奏でる知的で美しい響き、そしてブラームスのロマンティックな旋律と深遠な表現が織りなす感動的な世界、全く異なる3つの作品をどのように表現するのか。卓越したテクニックと音楽への深い理解によってそれぞれの作曲家の個性を最大限に引き出すコンサートになるだろう。

そしてこの物語に彩りを添えるのが2026年に創立100周年を迎えるNHK交響楽団。これまでに世界一流の指揮者や話題のソリストたちと共演を重ね、歴史的名演を残してきた。指揮は洗練された音楽性と幅広いレパートリーで知られ、国内外のオーケストラから高い評価を受けている広上淳一。

鮮やかなタクトが音楽に生命を吹き込みます。どんなドラマティックな化学反応が生まれるのか。

聴く者の心を揺さぶる忘れられない夜になることだろう。

服部百音コメント

昨年のStoria lllに続き、来年9月2日サントリーホールでStoria lVを無事迎えられる事を皆さんにようやくお伝えできる事をとても嬉しく思います。今回は、私が16才の時からご一緒する度に音楽で私を叩き上げ研磨して下さったNHK交響楽団、そしてN響との初共演の時から父の様に温かく見守ってくださる大好きな広上淳一マエストロをゲストにお迎えし、思い入れの深いヴァイオリンコンチェルト3曲を一夜でお届けします。

来年2025年は自分自身にとっても演奏活動を始めて15年というひとつの節目。これまで走ってきた音楽の道、人生の道、地球での生き方を学び直した経験全てを活かし、これから新しいフェーズで更に自分自身との冒険を進めるという意味も込めて、恩師の国で幼少期から親しみ深い第二の故郷ロシアで生まれた御伽話の様な繊細さが美しいプロコフィエフの1番、同じロシアで内容的には対となる前衛的なストラヴィンスキー、幼い時寝る前にオイストラフの演奏で毎晩聴いていた程好きだったブラームスのコンチェルトの3曲という着想に至りました。

今回初挑戦となるストラヴィンスキーは特に、日本で演奏される機会自体が少ないからこそ眠っている名曲として今回取り上げました。ストラヴィンスキーのバレエ”妖精の接吻”を彷彿とさせる、彼らしいチャーミングなリズムと音型が沢山組み込まれているのですが、プロコフィエフと並べて聴いた時、両者の音楽の全体的な骨格の違いが浮き彫りになるためそれぞれの突出した魅力をより浮き彫りに感じる事が出来ます。終始幻想的なプロコフィエフと重ね合わせて聴くと面白いです。後半のブラームスは言わずもがなの器の大きな名曲。200%の刺激に満ちた面白い音楽体験をして頂ける舞台になると思います。

是非楽しみにお越しください。

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