『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol. 1』
常識にとらわれない自由な音楽性で人気を博したピアニスト、フリードリヒ・グルダ(1930-2000)が1967年に録音した『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集』が、没後25年を迎える2025年に、初めてDSDリマスタリングした高音質SA-CDとして各3枚組の2タイトルで2025年2月26日(水)に再発売されることが決定した。
『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.1』には、ソナタ第1番~第15番を収録。なかでも、ソナタ第1番~第3番は、べートーヴェンが師であった作曲家ハイドンに捧げた3曲で、グルダの演奏で新鮮なベートーヴェン像を創造、独特の光彩を放っている。そして、『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol.2』には、ソナタ第16番~32番を収録され、その当時、この種の作品の中でもっとも長大で、ベートーヴェンの後期ピアノ・ソナタのひとつの頂点をなした《ハンマークラヴィーア》が収録されている。
『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集 Vol. 2』
1930年にウィーンに生まれたフリードリヒ・グルダは、16歳でジュネーヴ国際コンクールに優勝するなどクラシック音楽のピアニストとして早くからその才能が認められ、イェルク・デムス、パウル・パドゥラ=スコダとともに「ウィーン三羽烏」と称され、ジャズ・ピアニストや作曲家としても活躍した。
録音・演奏会が共に少ないグルダの30歳代の貴重な録音の数々を、高音質SA-CDで楽しもう。
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