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ロック大忘年会『レディクレ』でアジカン伊地知潔、フジファブリック金澤ダイスケが生クッキング、棚橋弘至選手のサプライズ登場「FM802料理部」最速レポート

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『FM802料理部 RADIO CRAZY編 supported by TESCOM』

『FM802料理部 RADIO CRAZY編 supported by TESCOM』 写真=FM802提供

『FM802料理部 RADIO CRAZY編 supported by TESCOM』2024.12.28(SAT)大阪・インテックス大阪

ASIAN KUNG-FU GENERATION・伊地知潔(Dr)とフジファブリック・金澤ダイスケ(Key)による「FM802料理部」が、ロック大忘年会『FM802 35th ANNIVERSARY “Be FUNKY!!” ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2024 ーレディクレ15th-』(以下、『レディクレ』)の境内ステージにてイベントを開催。「ニューイヤーズパーティ」をテーマに、考案したレシピを紹介しステージ上で生クッキング。試食ゲストに佐藤征史(くるり)、小倉誠司(flumpool)を迎え、年末にあたたかい料理とトークで心弾む時間を届けた。

「FM802料理部」は、バンド界きっての料理好きとして知られる伊地知潔(ASIAN KUNG-FU GENERATION)と金澤ダイスケ(フジファブリック)が中心となって誕生したプロジェクトで、『ROCK & DISH』と題してKANA-BOON・谷口鮪やストレイテナー・ホリエアツシ、藤巻亮太など、さまざまなゲストを料理と音楽でもてなすイベントを開催。『RADIO CRAZY』ではオリジナルグッズの販売や考案レシピのフード出店などを行ってきた。

そんなFM802料理部が今年も『レディクレ』に登場。舞台(キッチン)となる境内ステージには、スタート前から2人の料理っぷりを一目見ようと、オーディエンスが大集合。今回の活動をもって、金澤がFM802料理部を卒業し名誉顧問に就任する……ということもあって、さらに注目を集めていた。

事前の抽選で選ばれた60名が実食できるという嬉しい特典付き。考案レシピは、キッチン家電などを販売しているTESCOMのサイトで公開されるので、参加できた人もできなかった人も自宅で簡単に再現することができる。

伊地知潔(ASIAN KUNG-FU GENERATION/Dr)、金澤ダイスケ(フジファブリック/Key)

伊地知潔(ASIAN KUNG-FU GENERATION/Dr)、金澤ダイスケ(フジファブリック/Key)

MCのFM802 DJ 加藤真樹子に呼び込まれた、部長・伊地知と副部長・金澤。おそろいのFM802料理部オリジナルスカーフを身につけた正装で登場し、詰めかけたオーディエンスの多さに驚き、「すごくないですか! どういうこと?」「演奏はしませんよ!」と照れ笑い。

挨拶もほどほどに、さっそく目の前のオーブンに手をかけ余熱で温めはじめる伊地知。30分のステージで料理を完成させなければいけないため、トークと並行して調理の準備にも余念がない。今回の試食ゲストとして迎えられた小倉誠司(flumpool)は、今回で2回目の参加。料理部の2人と古くから親交のある佐藤征史(くるり)は、今回が初参加で「ふたりの料理を食べるのは初めて」と期待を寄せていた。

小倉誠司(flumpool)、佐藤征史(くるり)

小倉誠司(flumpool)、佐藤征史(くるり)

「ニューイヤーズパーティーにぴったりなお料理」というテーマが発表されると、すごいスピードで野菜を切ったり、炒めたり、ソースを混ぜたりする伊地知。時間内に間に合うかな……と心配をしながら作っていたのは、鶏肉の皮と身の間にケチャップライスを詰めた「パリパリチキンライス・チーズソース」。とろりと濃厚なチーズソースが雪化粧のようにチキンを包み込む、ニューイヤーにピッタリなメニューだ。

一方、金澤はゆったりとトークしながら調理。「調理器具が優秀だから、時間をかけずにすぐにできちゃう」とTESCOMのブレンダーやグリルなべを紹介しながら、ビーツを使った時短スープを作る。ビーツの赤と飾り付けのサワークリームの白が映える、新年にぴったりな「紅白」のおめでたいメニューに。

真剣な眼差しで調理を進める伊地知&金澤。ここで、机に置かれた麺棒にMCの加藤が注目。「それはいつ使うんですか?」と質問すると、金澤は「これはスタッフさんを試したんですよ」と説明。実は、去年の『レディクレ』のステージで、ナッツを砕くために「めんぼう」の用意をリクエストしていたところ、なにを間違えたかスタッフは「綿棒」を用意していたそう。いざ、使おうと「麺棒」を探すも「綿棒」しかなくて砕けない……という事態に!

その時、試食ゲストで参加していた新日本プロレスの棚橋弘至選手が、ピンチを察してすかさず拳でナッツを割ってくれたのだとか。そんなエピソードが披露されると、会場には登場曲が流れて、棚橋選手が登場! 伊地知&金澤には完全にサプライズだっため、「えーーーーーっ!」と驚きながらも大興奮。昨年のお礼を伝え、今回の試食にも参加してもらうことに。

サプライズで棚橋弘至選手が登場!

サプライズで棚橋弘至選手が登場!

嬉しいサプライズを経て、あっという間に料理は完成。金澤の「ビーツの時短スープ」を実食した佐藤は、「真っ赤な見た目の印象と違って、お出汁がきいた優しいスープでなんぼでも飲める!」と大好評。

小倉も「ビーツはくせがあるから、美味しく調理するのが難しいのにすごい!」と舌を巻く。金澤は、「何時間も煮詰めたりしないといけないビーツですが、調理器具が優秀なので時短でおいしくできました」と紹介。

低温コンベクションオーブンでじっくりと焼きあげ、最後に高温で皮をパリッと仕上げた、伊地知の「パリパリチキンライス・チーズソース」。棚橋選手が頬張りながら「おいしい! チキンなのでタンパク質がとれる!」と感嘆の雄叫び。チキンの皮と身の間に、チキンライスを詰め込むアイディアに佐藤&小倉も絶賛していた。

伊地知は「チキンライスを作ろうといろいろ試しているうちに思いつきました。皮と身の間なら簡単に詰められて、なにを入れてみても美味しくなります!」と説明。TESCOMの「低温コンベクションオーブン」なら、ジップロックに入れてマリネしたお肉でもそのままオーブンに入れて低音調理できるため、簡単にロースト肉がつくれるという。

あまりのおいしさに、佐藤、小倉、棚橋選手もすごい勢いでたいらげてイベントは終了。イベントの最後はFM802料理部を代表して、今回で卒業・名誉顧問に就任となる金澤が「料理する様子を見てもらって、食べてもらうのが本当に楽しかった」と活動を振り返り、締めくくられた。

イベント終了後の伊地知と金澤に直撃! これまでのふたりでの活動を振り返り、伊地知は「毎回ちゃんと現地に行って、メーカーさんとタッグを組んでグッズを作ってきたんですけど、そこまでやることってなかなかないと思うんです。ダイちゃん(金澤)が来れない時も、全部材料を自宅に送って、家でブレンドしてみたりしてね。そうやってちゃんとやってるからこそ、みんなが求めてくれたり、喜んでくれるものを作れてきたのかなと思います」と話してくれた。

金澤も「本当にいいものばかりだったね。好きなものばかりだったから、イベントの後にオンラインショップで自分で買ったりしているぐらい、嬉しい出会いばかりでした」と明かす。「イベントでは料理を作って、ゲストに迎えたボーカリストとセッションしてね。知り合いのミュージシャンだけど、3人で演奏することなんてなかったから、非常に新鮮でFM802料理部でしか出せないものがたくさんあったと思います。ステージ上にドラムとフライパンがあったりして、普通だとよくわかんないですから(笑)」と振り返った。

また、Billboard Live OSAKAで『ROCK&DISH』を開催した際には、グランドピアノでの演奏も披露した金澤。「普段、生ピアノで演奏することはないですから。『ROCK&DISH』だけですよ」と言う金澤に、伊地知は「生ピアノよかったよ〜……」としみじみ。さらに伊地知は、「音楽で満たされるのと、お腹いっぱいで満たされるのがちょっと近いよね。音楽が聴けて、お腹も満たされたら、嬉しいですよね。僕たちも料理して演奏して、だんだんお客さんがほっこりしていくのを見れるのが嬉しくて」と、料理と音楽がリンクするところ、そしてFM802料理部の活動のやりがいを話してくれた。

FM802料理部の活動は今後も続く、予定! 「名誉顧問って何するの?」と笑う金澤に、相談役として「何かあったら電話するから(笑)」と伊地知も変わらず頼りにしている様子。今回のチキンとスープのように、これまでぴったりな組み合わせと斬新なアイディアを生み出してきたふたり。今後もまたいつかどこかで、ふたりのコンビネーションが見られるかもしれない。

『レディクレ』会場・1号館 802ブースで販売されていた、FM802料理部特製「ブレンドティー」は初日・2日目分は大好評につき完売! 3日目も若干数の販売を予定してる。ほかにも身につけたり弁当包みに活用したりと、様々に使えるオリジナルバンダナも販売されているので要チェックだ。

また、この日のレシピはTESCOMの特設ページで公開中。参加できた人もできなかった人も、ぜひ参考に自宅でニューイヤーにぴったりなメニューを味わってほしい。

取材・文=大西健斗 写真=FM802提供

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