巨匠ピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンが若手弦楽奏者を共演者に迎えたアルバム『ブラームス:ピアノ四重奏曲 第2番&第3番』が2025年4月4日(金)にリリースされることが決定した。
1975年、弱冠18歳で「ショパン国際ピアノコンクール」で優勝した後、ヘルベルト・フォン・カラヤン、レナード・バーンスタイン、小澤征爾など多くの巨匠と共演している世界的ピアニスト、クリスチャン・ツィメルマン。2022年には第33回高松宮殿下記念世界文化賞音楽部門、2023年にはクラシック界で最も権威のある賞の一つである英『グラモフォン賞 2023』「録音賞(ピアノ部門)」を受賞するなど、現在、世界のクラシック音楽界で最も高い評価を受けているピアニストの一人である。
アマチュア・ピアニストだった父親の影響で、幼い頃から室内楽を親しんでいたというツィメルマン。今作『ブラームス:ピアノ四重奏曲 第2番&第3番』では、ツィメルマンが2019年から共演を重ねている若手弦楽奏者、ヴァイオリニストのマリア・ノーヴァク、ヴィオリストのカタージナ・ブドニク=ガラズカ、そして日本人チェリストの岡本侑也を共演者に迎え、当時ブラームス本人が初演を務めた「ピアノ四重奏曲 第2番」と「ピアノ四重奏曲 第3番」を録音している。この選曲についてツィメルマンは「私たちは初めて一緒に演奏した瞬間から、すぐに意気投合しました。他にも色々な作品を試しましたが、最終的には何か挑戦的な作品を録音したいと思ったのです。私は特に第3番が気に入っています」とコメントを寄せている。
4月4日(金)のアルバム発売に先立ち、本日より「ピアノ四重奏曲 第3番ハ短調 作品60~第3楽章:Andante」の先行配信がスタートしている。
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