kobore 佐藤赳(Vo.Gt) 撮影=ハヤシマコ
佐藤赳(Vo.Gt)、安藤太一(Gt)、田中そら(Ba)、伊藤克起(Dr)koboreが5thアルバム『FLARE』をドロップした。前作4thアルバム『HUG』から約1年8か月ぶりのリリースとなる今作は、既発シングル「STRAIGHT SONG」「スウィートドリーム」「パーフェクトブルー」「ドーナツ」、映画『ココでのはなし』主題歌の「36.5」と新曲11曲の全16曲(CDのみ収録の限定トラック「愛が足りない」を含む)を収録した、これまでにない超大作。ライブバンドの矜持や決意、愛と肯定。今の時代を生きるkoboreが歌いたいことを真っ直ぐに詰め込んだ、大切な1枚になった。今回はコンポーザーを担ってきた佐藤と田中の他に、安藤も作詞作曲を担当している。「これまでで1番4人で作れた感覚がある」と語る佐藤に、今作について話を訊いた。
「良いものを作ろう」というメンバーの意識の高まり
ーー前作『HUG』から約1年8か月ぶりのアルバムですが、koboreにしては空いた方ですか?
結構ずっと間髪入れずにリリースしてたので、めちゃくちゃ空いた方じゃないですかね。
ーー何か理由があったんですか? 曲ができない時期もあったというお話をちらりお聞きしました。
成り行きですね。コロナ禍はほんとにペンが進まない日が多くて。ライブもなかったし、全然刺激が足りないからエッセンスになるものがなくて、いっぱい映画を観たりしてたんですけど、そういう時期もありましたね。
ーースランプは抜けましたか?
世の中の状況が少しずつ変わり始めて、良い方向に向かっていった時期にだんだんと曲も書けるようになって、色んなエッセンスを取り入れられるようになってから全曲書き始めました。だから今回はゴージャスになりましたね。だいぶかっ飛ばした1枚ができたんじゃないでしょうか。
ーー曲作りには世の中の空気が影響するんですね。
しますね。あとは自分の曲作りに対する熱量やテンションがあるので。曲は「作れ」と言われて作るものでもないし、自分が書きたいと思った時に書く曲がやっぱり1番良かったりする。そういうところも加味して、1年8か月という期間は自分の中で大きかったのかなと思います。
ーー今作は16曲収録で、今までで1番ボリュームがありますね。自分の書きたいものが書けましたか?
今回のアルバムは特にそう思います。前作も前々作ももちろん書きたいものを書いたんですけど、今の時代、今のkoboreが出せる全力投球が本当に歌詞にも表れてるし、今出せる1番のグッドメロディーを出せた気がするし。あとは1番4人で作った感じがするアルバムだなと思います。
ーーどういうところからそう感じますか?
制作する上で、今までで1番メンバーとコミュニケーションが取れたかなと思ってて。「こうしたい、ああしたい」というものがみんなの中でより定まってきたというか、前回と比べて「それわかる」と共感するポイントが多かったり「もっと引き算してもいいんじゃない?」という点もすごく合致して、たくさんコミュニケーションが取れました。制作やレコーディングに対する意識が今回みんな高かった気がします。
ーーその理由は?
これまでずっと「制作は自分がする」という感覚でいたんですけど、今回はそこに対してメンバーが同じ熱量でいてくれるありがたさや安心感を感じました。メンバーが曲を作ってくれるだけで全然違いましたね。
ーーおっしゃるように今作は、そらさん作が5曲、安藤さんが1曲と、メンバーさん作の楽曲も増えました。
「良いものをどんどん入れていきたい」という気持ちが全面に出た状態でアルバム制作に取りかかっていて、基本的にギター(安藤)もベース(田中)も曲は作れるので、「やれるだけのことはやって、ダメならダメでいいんじゃない」という感じで曲を作ったら結構良い仕上がりになったので、入れてみようよと。
ーーそらさんの楽曲も前回『HUG』の2曲より増えましたね。
彼は作詞作曲にかける時間が僕より遥かに長くて、例えば「BABY」は1年ぐらいかけて書いているので、曲作りのペースはみんな様々です。できたら送るの繰り返しですね。でも、すげえ心強いです。
ーー伊藤さんのモチベーションも高く?
彼はもうドラムが化け物級に上手いので、そこは圧倒的信頼感というか。僕は曲を作れるか作れないかは結構どうでもよくて。彼は楽曲に対して当然のように同じ熱量でドラムを考えてくれるし、さらに期待値以上を叩き出してくれる。本当に信頼してますね。
ーーその結果、前作を超えたと。
そうですね。かなり4人で話し合ってぶつかったりもしたんですけど、前回よりは合致する部分の方が多かったので、全員総意で「良いものができたな」となりましたね。
自分たちが最高だと思って詰め込んだ楽曲が、じわじわとみんなの中に広がっていけばいい
ーータイトルを『FLARE』とつけたのは、曲が集まってからですか?
曲が全部できてからつけました。最初から『FLARE』というタイトルにしたかったんですけど、先にタイトルを決めると「フレア」みたいな曲しかできなくなっちゃうので、一旦その概念は捨てましたけど。曲が揃った結果やっぱり「『FLARE』だな」となったのは事実ですね。
ーーなぜ『FLARE』にしようと思われたんですか?
ゆっくりでもいいので、自分たちが最高だと思って詰め込んだ楽曲が、じわじわとみんなの中に広がっていけばいいなという想いでつけました。
ーーいつ頃からその言葉が浮かんでいたんですか?
僕フレアパンツがすごく好きで。で、「フレアって響きカッコ良いな」と、急に男の子が出てきて(笑)。いつかは覚えていないけど、「フレア」というタイトルをどこかでつけたいなと思って、アルバムタイトル候補としてメモには書き残してました。
ーー1曲目「熱狂」から3曲目「Don’t cry anymore」までは約1分のショートチューンもありつつ、ライブの熱をそのまま閉じ込め、かつお客さんの気持ちも代弁してエールを送るような出だしになっています。
何事においても最初って、すごく大事じゃないですか。みんな「koboreが出してくる16曲入りのアルバムってどんなだろう」ってまず構えると思うんですよ。「16曲も入ってるし、さすがにやってくるんじゃないか」とか「どういう感じで入るんだろう」とワクワクしながら聴くと思うけど、そこで安定を求めると想像通りのアルバムになってしまうので、敢えてみんなの想像を超えるようなパンチをいっぱい出していきたかったんです。ジャブじゃなくてストレートを打ちまくる。上質なkoboreの安定感というか、前作とうって変わった、どっしりした存在感を序盤で出したかったので、4曲目の「ためいき」までは「曲間を短くスパスパいこう」という感じになって。「その後に「ドーナツ」がきたらどんな気分になるんだろう。この流れは絶対に予想外だと思うからやろう」という感じで、曲順はメンバーと結構話し合いました。
ーーなるほど。「ためいき」もアッパーチューンですもんね。
でも本当に「良い曲」が16曲あるだけなので。僕は曲順は「これがいい」みたいなのはなくて、4人で話し合って決めればいいかなと思っていました。メンバーは真剣に悩んでましたね。
ーー確かに「ドーナツ」がこの位置にあると、メロディーの良さが引き立ちますね。個人的には<さよならデイズ>というワードが強く耳に残りました。
僕的にも、サビよりそっちがお気に入りです。あと出だしが<ぽ>から始まる曲なんて、なかなかないじゃないですか。その響きを聴いたら「あっ」という感じになるし「ドーナツ」というポップなタイトルと裏腹に、ドロドロした女々しい曲という。みんなの反応を見ていても、みんなの想像よりも少し上にいけたのかなという気はしています。
ーー「ドーナツ」は書いた時に手応えがあったんですか?
もちろん手応えは全曲あるんですけど、「ドーナツ」はデモができた時にメンバーが「マジで良い」と言ってくれてて。僕もデモを自分でずっと聴いてましたね。自分のデモを自分で聴くって珍しいんですけど、毎回聴き終わると「良い曲できたなー」って自画自賛してました。メンバーも「この曲はまだまだ良くなる」と言ってくれたので、「ここを付け足そう」とかみんなで話し合って、時間をかけて作りました。
歌うのをやめなければ、いつかは聴いてくれると思ってる
ーー先ほどフレアパンツに対して「男の子が出た」とおっしゃいましたが、「KIDS」はまさしく音楽に対する、同じ気持ちかと思いました。
最近「ずっと聴きたい」と思うような曲がないなと思ってて。僕はBUMP OF CHICKENが大好きでバンドをやるキッカケにもなったんですけど、音楽を始めた頃や好きになった頃は、ほんとにBUMP OF CHICKENを擦り切れるぐらいずっと聴いてたんですよ。だけど最近、そういう気持ちに出会ってないなと。今の時代「本当の音楽って何なんだろう」と深く考えることが多くて。「サビが良かったらいいのかな」とか「色んな切り取られ方をして、それは1曲になってるのかな」とか。今は部分部分だけにスポットを当てた時代というか、結局はそこが流行るスタイルじゃないですか。1バンドすごいバンドが出てきて、同じようなバンドが100バンド出てきて、またそれをぶっ壊すような1バンドが出てくるという繰り返し。自分的にはそのサイクルが今めちゃくちゃ早くなってる気がして。みんなは「やっぱこれだ」というバンドに出会えてるのかなと思って作詞しましたね。
ーーなるほど。
言い方は難しいですけど、僕は売れるために曲を書くより、書いた曲が売れればいいなと思っているので。時代や流行りのせいで視野が狭くなっていて、すごくつまらなくなってるな、退屈だなと感じたんです。そういうものを聴いていると、やっぱり自分の好きになった音楽って、ずっとあのままだよなと思いましたね。
ーーまさにDメロの<流行り廃りに流されないで あの頃を思い出して>ですね。ここのリズム隊の展開は面白いですね。
ここはベースが初めてスラップ奏法を使って弾いていて、結構苦戦してました。でもスラップがバチッとハマる曲だったので、良い感じに西海岸やポップパンク的な要素も取り入れつつ、どっしりとした今風のサウンドに乗せられました。そこに対して結構尖った歌詞を入れることで色々と中和されていって、ある種「響くヤツには響く、響かないヤツには響かない」みたいな曲になったのかなと思います。この曲は結構両極端だと思いますね。
ーーkoboreファンの方には響くんじゃないでしょうか。
まあ、自分への戒めでもありますけどね。自分が変わったらそうなっちゃうよというか。「自分の意思を曲げてまでやる音楽はいらないんじゃない?」というところでもありますね。<変わらないでいてくれ>は、自分に対して歌ってるところもあります。
ーーそこにも通じるマインドが表れていると言いますか、「STRAIGHT SONG」は本当に真っ直ぐで決意表明とも取れるような曲ですね。<君の信じたバンドがダサいのは嫌なんだよ>というメッセージ性が強い。
息継ぎする場所が1回もないので、まさにストレートですね。ボーカルから始まって、ラスサビまで歌いっぱなし。そっちの方が必死感が出るかなと思って、敢えてそうしたんです。ほんとは中トロ(間奏)やサビ前にブレイクも入ってたんですけど、全部取っ払って「もう歌っちゃえ」みたいな感じですね。本当に隅から隅まで、歌詞もメロディーも全部真っ直ぐです。
ーーどんな気持ちで書かれたんですか?
ほんとに歌詞の通りというか。僕らも来年結成10年で、やめられないところまで来ちゃったし、スタートもゴールも分からなくなってる状態なんだけど、そこを楽しみたいよねと。今こうしてバンドをやれてることがきっとスタートなんだなというのは、自分の中であって。バンドをやめることがカッコ悪いわけじゃなくて、僕的には自分たちが言ってきたことをやめるのがカッコ悪いなと思っちゃう。「こうしていきたい、こうしていく」という決意をねじ曲げるようなバンドにはなりたくない。この曲を書いた時にそう思いました。
ーー歌詞のように<これだけ歌っても これだけ叫んでも 届かない 伝わらない時があるんだよ>と感じる時もあったりされるんですか?
全員には届かないと僕は思ってしまうので。でも歌うのをやめなきゃ、いつかは聴いてくれると思ってる。歌を届けるというより「届くまで歌う」みたいな熱量で歌詞を書きました。
ーーMVもすごい熱量でした。スーツの方がダイブされていたのが印象的で。
あれめっちゃ良いシーンですよね。
ーーお客さんを集めて撮影されたんですか?
そうです。どうやったら熱量を出せるかというので、カメラマンさんが腕にGoProを縛りつけてそのまま飛び込んだら、ダイバー目線ですっげえ映像が撮れて。良いMVになりましたね。僕もお気に入りです。
田中そらと安藤太一の楽曲制作について
ーー今回そらさんの曲が存在感を放っていますよね。非常にストーリー性のある展開の楽曲を書かれるなと。あとは「BABY」も「パノラマガール」も愛がテーマなのかなと思ったりしました。
彼は目に見えない愛や友情というものを言葉で説明したがるというか。だから歌詞を書くのに1年かかったり、楽曲が7分ぐらいになっちゃう。毎回長えなーって思うんですよ。でも聴いてみると、伝えたいことははっきりしてるから一貫性があるし、どれだけ展開が多くても起承転結がしっかりしてる。だから長くてもスッと入ってくる。で、彼の内側が青春パンクなので、koboreの中では意外と1番尖ってる。それが溢れ出ちゃってる感じも、僕は嫌いじゃないです。
ーー今回そらさんが書かれた「突然閃光少年少女」「BABY」「パノラマガール」「リボーン」「愛は足りない」を聴いていかがですか?
彼自身もみんなと歌いたかったんだろうなと思いましたよね。彼が作った曲は、ほぼシンガロングが入ってるので。最近はライブ前に俺より声出ししてるのでちょっと困ってるんですけど(笑)。でも彼の中で何かキッカケがあったのか、最初にデモを聴いた時よりも、「koboreとじゃなくみんなと作っていく」というふうに、どんどん楽曲が進化していったのかなと思いましたね。
ーーどの楽曲も展開は壮大ですし、聴かせるところもありつつ盛り上げるところは盛り上げて、しかも歌詞が美しい。例えば「BABY」の<僕たちは光る原石>というフレーズは印象的でした。
結構知的な歌詞を書きますよね。俺が一生考えても出てこないような言葉がスッと出てくるのですごいなと思います。
ーー早口で詰め込んでいるような歌詞もありますが、耳障りの良さを意識されて作っているんですか?
基本的に僕の家で2人で合わせたり歌ったりしてキーを決めていくんですけど、耳障りよりもメロディー重視というか。例えば「パノラマガール」は『勝手にふるえてろ』という映画を観て作った曲だと言ってて。僕もその映画が大好きなので「わかる。<気持ちの付箋>はそういうことか」みたいな。だから彼に言われずとも「こういう曲にしたいんだな」というのは、大体のコンタクトで伝わるというか。そもそもデモが送られてきた時点で、彼のやりたいことがわかるんです。あとは彼の世界観の話なので。彼の楽曲は考察も込みで、音楽として本当に楽しめる楽曲が多いイメージですね。歌い方は「こう歌ってくれ、ここはちょっと落としてほしい」と結構オーダーが多いので、常に2人で確認しあってますね。
ーー「リボーン」は肯定ソングで、今のkoboreに合ったマインドが滲み出ている気がします。
僕にとっての「STRAIGHT SONG」が決意表明であるように、彼にとっての「リボーン」がそういうことなのかなと思いますね。
ーー安藤さんの楽曲についてもお聞きしたいです。安藤さん作の曲が収録されるのは初めてですか。
安藤の作詞作曲は今回初ですね。「やってもやらなくてもいいけど、なんか曲できちゃったから聴いてよ」みたいな。でもこんなテイストの曲、koboreはやったことなかったなと思って、「1回楽曲にしてみるか」とスタジオで合わせたら「意外と良いじゃん」みたいな。こういうのが中盤にあったら面白いかもねとなって収録しました。
ーー「メリーゴーランド」はデート中のドキドキを歌った曲で、BPMがすごく早いですね。
早いっちゃ早いんですけど、koboreにないビート感ですね。でも彼はメッセージ性とか1mmもないと言ってました。「こういう曲があったらいいな」というので作ったと言ってて。「メリーゴーランド」は隙間を縫うような楽曲なので、その隙間に何が入ったら面白いのかを考えて。最終的にこの曲は足し算よりも引き算でした。その中でも、イントロですごくイキイキしているギターリフ、ちょいちょい入ってくるドラムの細かいリフ、踊ってるように動いてるリズミカルなベース、僕も割とワクワクしてる感じで歌っていたり、そういう表現をメンバー4人で出せたからこその仕上がりだと思います。
ーー今後もそらさんや安藤さんからどんな楽曲が出てくるか、楽しみですね。
常に良いものを詰め込みたいという気持ちはあって、出てくるものに対して僕らがどれだけアプローチできるかだと思うので、これからも挑戦を続けていきたいですね。
まだまだ振り返らない。真っ直ぐに前だけ見て進んでいく
ーーそして映画『ココでのはなし』の主題歌「36.5」は優しいバラードですね。これは映画を観てから書かれたんですか?
映画を拝見して、監督とお話をして書きました。本当にコロナ禍を現実的に描いた映画で。でも結局「あんなことあったよねー」で済まされちゃってるのが今の現状。あんなに辛くてあんなに頑張ったことですら、人間って何年も経つと忘れていっちゃうんだなと思うと、やっぱり忘れたくないよねというか。今世の中を生きてる人たちは、コロナを全員経験してるわけだし。だから監督とそういう想いを映画にしたい、そういう曲があったらいいという話になって。でも歌詞は背中を押しすぎない方がいいと言われて。確かに俺もそう思ったんです。だって「頑張れ」という感じの映画じゃないんですよ。「人間だから、もっと人間らしくいなよ」ということを感じたんです。「失敗しちゃいけない、泣いちゃいけない」じゃなくて、「泣いてもいいし、失敗しても大丈夫だよ」みたいな。人間らしさがすごく見える映画だったので、「そのままでいいんじゃない?」という問いかけが、歌詞にうまく反映させられたかなと思っています。
ーー特にこだわったところは?
最後の<深く息を吸って>で、アドリブで深呼吸を入れたんですけど、映画館だとモニターからはっきり深呼吸の音が聞こえてきて。エンドロールの最後が深呼吸で終わって、1本の幕が閉じたような感じがして。そういうところはアドリブにしては割と綺麗にハマったなという。映画館で観た時はすごく高揚しましたね。
ーー来年の結成10周年を前に完成したアルバム、最高傑作になりましたね。
10年歩んできたんですけど、「まだまだ振り返らないよ。真っ直ぐに前だけ見て、前だけ捉えて進んでいくよ」という想いがはっきりと伝わるアルバムになったと思います。
ーー次なる作品にも、もう着手されているんですか?
あんまりまだ考えたくないですけどね(笑)。とりあえずツアーを廻って、曲をより一層自分たちの中で育てていって、もっと曲を好きになりたいなと思います。
ーーライブは年明け1月25日(土)千葉LOOKを皮切りに対バンツアーを12本、3〜4月にかけてワンマンツアーが9本行われます。
僕たちは楽曲と一緒にツアーを廻っているので、楽曲の成長も楽しみですし、お客さんと交わった時に、さらなる楽曲の進化があると思うのでそれも楽しみです。あと今回のアルバムは歌っていて楽しい楽曲が多いので、そこでしか聴けない楽曲、そこでしか出せない熱量を体感しに来てほしいなと思います。
取材・文=久保田瑛理 撮影=ハヤシマコ
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