数々のヒロイン役を務めるなど、声優として絶大な人気を誇る矢野妃菜喜(やのひなき)が2025年3月2日(日)に下北沢シャングリラでワンマンライブ『妃菜祭~こちらこそ、ありがとうだよ~』を開催する。
このライブは昨年11月3日(日)に開催されたワンマンライブ『矢野妃菜喜 LIVE 2024~キミといた夏を~』にて新曲「ありがとうだよ」の初披露とともに発表された。ここでは昨年11月に開催されたライブのオフィシャルライブレポートをお届けする。
ライブ会場は川崎にあるライブハウス「SUPERNOVA KAWASAKI」。
開場から開演までの間、ステージに設置されたDJブースでは、声優・岩倉あずさがサプライズ登場&DJプレイを披露。お客さんの心をわしづかみにするプレイリストで開演前からファンたちの熱気が充満する。
期待が高まる中、全身、白い衣装に身を包んだ矢野妃菜喜が登場。
爽やかな姿とは裏腹に、右腕を突き上げ“劣等感”を吐露した「劣等、壊せ」を激しく歌い上げライブがスタート。「ナミダジレンマ」、「Cry No More!」とアップナンバーを3曲ノンストップで歌い切り、自身の世界観に一気に引き込んでいく。
「こんにちは、矢野妃菜喜です!3曲続けて聴いて頂きました! 皆さん最初からブチ飛ばしてくれてますけど、みんな最後まで一緒に楽しんでいってくれますか?」といったMCから、キュートなダンスやフリとともに披露された「ナキ虫」、「ホログラムの天使」へ。
楽曲によって七色のように声音を変化させながら魅了するところは彼女の大きな武器だろう。
夏の淡い想い出を想起させるような新曲「キミといた夏を」は、この曲としては初のバンド演奏でのパフォーマンスとなり、心地よいアンサンブルに会場のファンも身体を揺らしながら、全身で楽曲を楽しみながら聴いているようだった。
温かい雰囲気に包みこまれるようなアコースティックアレンジで演奏された「こころの泡」から一転、「皆さん、クラップはできますかー?」の掛け声から「Follow me」、そしてスカのリズムに乗った「As I Like」で後半に向けライブは加速していく。
「まだまだいけますかー?」の煽りから「ポヤポノポ!」に突入、会場全体が一体となってのコール&レスポンスで、さらに一段ギアが上がったかのような盛り上がりに。
最後は「タオル一緒に振れますかー?」からの最狂タオル曲「ブルジョワタオル」。彼女の「バリバリ今治!」に呼応しての「タオル!」という叫びは、思わず笑顔になってしまうくらいに凄まじいエネルギーを放出し、興奮冷めやらぬまま本編が終了。
アンコールで再び登場した彼女から「今日はみんなに喜んでもらいたいと思って新曲をもってきました! 2月14日(金)にリリースします。日頃からの感謝の気持ちを込めて創りました」というMCとともに、披露した新曲タイトルは「ありがとうだよ」。日々の些細なやりとりへの感謝が溢れる歌を聴いて涙を流すファンの姿も。ラストは「いつだって思ってる 私はただの弱虫」から始まる、弱虫ながらも明日を信じて踏み出していく気持ちを自身がつづったバラード「ホンモノ」で締めくくった。
矢野妃菜喜が踏み出していく一歩一歩、その途上にある3月2日(日)開催のワンマンライブ「妃菜祭2025~こちらこそ、ありがとうだよ~」。はたして今度はどのようなライブになるのか、どんな言葉を届けてくれるのか、見届けたいと思う。
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