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リトル・バーリー、マルコム・カットとタッグ 新アルバム「Electric War」4月リリース

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「Electric War」ジャケット写真

英ロック・バンド、リトル・バーリーがUKのファンク、ジャズ、サイケ・シーンを牽引してきたドラマー/プロデューサーのマルコム・カット(ザ・ヘリオセントリックス、ソウル・デストロイヤーズ)と組んだ新アルバム「Electric War」を4月18日にリリースする事をアナウンスした。

アルバムはザ・ブラック・キーズのダン・オーバックが運営するレーベル、Easy Eye Soundからリリースされる。バーリー・カドガンとマルコム・カットがプロデュースした今作はロンドンにあるThe Quatermass Soundlabでレコーディングされた。

新アルバムで彼らは更に限界に挑戦し、豊かな音のパレットを広げ、2020年にリリースされた前作「Quatermass Seven」のグルーヴに込められた化学反応が偶然の産物ではなかったことを証明している。「ルイスのベースと同様に、マルコムのドラムを初めて聴いたときから彼のファンだった。俺たちは長い付き合いになる。音楽的に何ができるかを見たかったんだ」とバーリー・カドガンはコメントしている。 バンドはアルバムからの1stシングル「Zero Sun」を公開。新曲のリリースに際し、ザ・キラーズ、グリーン・デイ、マイ・ケミカル・ロマンスなどを手掛けたロバート・ショーバーが監督した同曲のMVも公開している。

「このグルーヴで何かやりたいというアイデアは何年も前からあったんだ。フィーリングが掴めるまで、スタジオで1時間くらいジャムったよ。僕とルイスは、マルコムが遊べるように最小限にしておいたんだ。曲は後から自然と出来上がった。荒涼としたイギリスの空、乗り越えなければならない壁がたくさんあるような気分で目覚めたとき、すでに自分がどれだけのことを成し遂げてきたかを実感し、前進し続けること。結局のところ、グラスは半分空ではなく、半分以上満たされているんだ」とシングル「Zero Sun」について、バリーは語っている。

前作「Quatermass Seven」からの進歩は、マルコムのプロデュース・アプローチの鍵でもあった。

「サウンドに関して同じ事を繰り返したくなかったから、もっと削ぎ落として、オリジナルのスタジオ・パフォーマンスから最大限のものを得ようとしたんだ」とマルコム・カットはコメントしている。

UKのジャズ・プレイヤー、ダニー・キーンによるチェロとバーリーの流麗で味わい深いワウ・ギターが印象的な「Creaky」や、バーリーの美しく控えめなヴォーカルと変幻自在のアレンジがマッチした「Spektator」などが今作に収録されている。

「このプロジェクトをライヴで成功させるために、伝統的な曲の構成に縛られる必要はないという自信がついた。1stアルバムの後に行ったライヴから、考え過ぎずに、自分たちにとってエキサイティングに聴こえるものであれば、何でも自由にやるべきだって気付いたんだ」とベースのルイスは言う。

彼らはリトル・バーリー&マルコム・カットとして2020年に「Quatermass Seven」を、2022年には別テイクを収録した「Quatermass Expansion」をリリースしている。リトル・バリーのメンバー、バーリー・カドガンとルイス・ウォートンは2000年から本格的に活動を開始、これまでに5枚のアルバム「We Are Little Barrie」(2005年)、「Stand Your Ground」(2007年)、「King Of The Waves」(2011年)、「Shadow」(2013年)、「Death Express」(2017年)の5枚のアルバムをリリースしている。

バーリー・カドガンは2006年から2015年までプライマル・スクリームのメンバーとして、また最近ではザ・ザのメンバーとして、絶賛された2024年のカムバック・アルバム「Ensoulment」でリーダーのマット・ジョンソンと2曲を共作している。また、ポール・ウェラー、モリッシー、ダン・オーバック(ザ・ブラック・キーズ)、エドウィン・コリンズなどとセッション・ワークの経歴もある。