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エルトン・ジョン&ブランディ・カーライル、コラボアルバム「天使はどこに」4/4に発売決定

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「Who Believes In Angesl」ジャケット写真

エルトン・ジョンとブランディ・カーライルによるコラボレーション・スタジオ・アルバム「天使はどこに」(原題:Who Believes In Angels?)が4月4日にリリースされることが発表された。

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エルトンの長年のソングライティング・パートナーであるバーニー・トーピンと、プロデューサーのアンドリュー・ワットも全面参加している。LP、CD、カセット、デジタル配信の各形態でリリースされる。

そして2月6日、同名の先行シングル「天使はどこに」(原題:Who Believes In Angels?)と、アルバムのメイキング・ショートフィルムが公開された。

アルバム「天使はどこに」のコンセプトは、長年にわたり交流を深めてきたエルトン・ジョンと、11回のグラミー受賞経歴を持つアメリカのスーパースターであるブランディ・カーライル、複数のグラミー賞を獲得するプロデューサー兼ソングライターのアンドリュー・ワットによって構想された。彼らはエルトンとブランディによる真のコラボレーション・スタジオ・アルバムを目指した。

アルバムは、エルトン主導の楽曲とブランディ主導の楽曲が融合する構成となっており、エルトンの盟友バーニー・トーピンとブランディが作詞を担当。プロデューサー兼共同作曲家のアンドリュー・ワットは制作の指揮を執るとともに、両アーティストの仲介役、創作の橋渡し役としての重要な役割を果たした。2023年10月、ロサンゼルスのサンセット・スタジオに完全に白紙の状態で入った彼らは制作を開始。互いに新たな挑戦を促しながら、わずか20日間でアルバムを完成させた。

レコーディングを陰で支えたバンドは、チャド・スミス(Ds/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)、ピノ・パラディーノ(B/ナイン・インチ・ネイルズ、デヴィッド・ギルモア)、ジョシュ・クリングホッファー(Key/パール・ジャム、BECK)という世界のトップ・ミュージシャンたちだ。

メイキング・ショートフィルムは、何百時間にも及ぶスタジオ映像から厳選され、レコーディングの全過程をこれまでにないほどリアルに捉えた映像となっている。エルトンが自身の作曲ならびにレコーディングセッションの模様をカメラに納めることを許可したのは今回が初めて。行き詰まり、ひらめき、涙、破り捨てられた歌詞――。裏表のない彼らの素の姿を捉えた映像から、エルトン、ブランディたちチーム全員の感情が揺れ動く創作過程の全容が赤裸々に映し出されている。

アルバムには、2025年アカデミー賞ノミネート曲「ネヴァー・トゥー・レイト」(原題:Never Too Late)も収録される。昨年公開され高い評価を受けたドキュメンタリー「エルトン・ジョン:Never Too Late」(ディズニープラスで配信中)のために作られエンドクレジット・ソングとなった曲だ。

アルバムについてエルトン・ジョンはこのように話している。

「これまで作ったアルバムの中で最も大変で、同時に人生における最も素晴らしい音楽体験の一つだったよ。これを作ったことで、前に進むための場所を見つけられた気がする。「天使はどこに」で私は新しい時代に足を踏み入れ、未来に向かって扉を押し広げた。これまでやってきたことはすべて後ろにある。それらも素晴らしい、驚くべきものだった。でもここが私にとっての新たな出発点。キャリアの新たなスタート、第2章の始まりだ」

ブランディ・カーライルはこのように話している。

「やり遂げたんだという事実に、いまだ興奮が収まりません。エルトン・ジョンのソングライティングの基準に皆が従えば、自ずとすべてはレベルアップする。それは音楽を作るという上で、とんでもなく挑戦的でインスピレーションに満ちた環境でした。皆がアイデアを出し、互いのアイデアに耳を傾ける。まるで家族のようでした。今はいろんなことが起きていて、生きるのが大変な世界。平穏さや達成感を見出すのは難しい。そんな中に喜びや歓喜の瞬間を探そうとするのは、ある種、時代に抗う行為かもしれない。それこそが、まさにこのアルバムの意味することなのです」

先行シングル「天使はどこに」は、ブランディの歌詞とエルトンが掲げたテーマをアンドリューが一つの曲にまとめた、まさしくアルバムの真髄であるコラボレーションの賜物となっている。

先行シングル「天使はどこに」リリースに際し、湯川れい子氏からコメントが寄せられた。

「まるでキラキラと、少女のように光り輝いているエルトンが、実にまぶしくて可愛い花のようなシングルだ。年齢も性差も、いっさいの「へだたり」と言うものが消えてしまった、エルトンとブランディ・カーライルの世界こそが、私はエンジェルそのものだと思う。」

湯川 れい子(音楽評論家・作詞家)