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BIGMAMA・柿沼&東出が『音食キッチン』でトーク&ライブ、ひと足早く新曲を披露

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写真=FM802提供(撮影=ハヤシマコ)

『音食キッチン』柿沼広也&東出真緒(BIGMAMA)トーク&ミニライブ2025.2.14(FRI)大阪・心斎橋BIGSTEP

現在、大阪・ミナミエリアにある心斎橋ビッグステップにて、ミュージシャン考案の料理を提供するコラボレストラン『音食キッチン』が期間限定で営業中。連日、ここでしか味わえない品々を求める人々でにぎわいを見せている。2月28日(金)まで続くこの『音食キッチン』は、大阪の魅力を発信する「大阪来てな!キャンペーン」の一環として2023年にスタートしたものでこれが3回目。今回は前回よりもメニューが大幅に増え、ラーメンやカレー、丼や一品料理から、デザート、ドリンクまで、その数は51種類にもおよび、開発にはアーティスト44組と、在阪ラジオ局・FM802のDJ 4人が携わった。また、テラス席もある広い店内では、メニューを手掛けた本人を迎えたイベントが随時実施され、2月14日のバレンタインデーの夜にはBIGMAMAの柿沼広也(Gt.Vo)と東出真緒(Vio)が来店。おいしそうな香りが漂うなか、繰り広げられた約50分間のトーク&ライブを紹介する。

BIGMAMAと親交の深いFM802のDJ・大抜卓人による司会のもと、まずはトークタイムから。2人はメニュー開発の経緯などを語り、さらに昨年12月に出演した大阪でのフェス『FM802 RADIO CRAZY 2024』についても言及。同フェスのセットリストは、FM802からのリクエストを大部分に取り入れたものだったため、大抜がお礼を伝えると、柿沼は「わかってんな~って感じ。毎年考えてほしいくらい」と選曲に感心した一方で、「ただ、柿沼・東出MCって書いてあるんですよ(笑)」と普段MCをあまり担当しない2人は驚いたことも明かす。

また柿沼・東出のコンビで稼働することが大変珍しいという話題では、柿沼いわく、2人で乗り切った“幻の1回”が存在したようで、そのしょっぱい記憶も今夜は笑い話に変換。さらに明日は大阪公演から始まるツアー『MOTHERLAND 〜reception〜』の初日であることにも触れると、「(今夜は)生まれたてのユニットの感覚……海遊館で赤ちゃんを見る気持ちで見ていただけたら」(柿沼)、「ジンベイザメのね……」(東出)と前置いて、いよいよライブへ。

柿沼の弾き語りが徐々に熱を上げ、強い思いを表現する「SPECIALS」で幕を開けると、続くのは懐かしい2曲。「I Don’t Need a Time Machine」では2人のハーモニーもやわらかく、東出は弓でファンを次々指すようにしてスマイルを見せ、「Lovescape」では東出が手渡したタンバリンで大抜も参加。弾むリズムにのせられクラップも大きくなる。そして一体感も増した会場に広げるのは壮大な「美術 | ESORA」で、バイオリンの旋律も耳に残り、東出も曲後に思わず「気持ちがいいですね」と発すると、「次は真緒ちゃんのリクエストでね」(柿沼)、「聴きたかったんですよ、カッキー(柿沼)の声で」(東出)と「the cookie crumbles」を。細かな手拍子と一つになってボーカルもバイオリンも駆け抜け、サビではパワーを全開にして客席に歓声を上げさせる。

東出からも「グッときた。好き、これ~!」の声が漏れ、早くもライブは残り1曲に。選ばれたのは、東出がIKKO風味で「せんりつ~!」と笑いを起こしたあとに「ケイオスだね。いろんなバンドマンからプログレだねって言われたもん」と話す1月29日リリースの新曲「旋律迷宮」。明日からのツアーより早い披露となり、「2人でできるところまでやってみよう(笑)!」(東出)と、今夜はインストゥルメンタルバージョン。ところがギターもバイオリンもキレッキレで、言葉はなくとも雄弁に曲を物語り、全6曲を高揚感十分でしめくくった。

すると終演後、登壇した大抜が「すごいことやってんのね!」と「旋律迷宮」を絶賛。当然、明日からのツアーに期待が高まり、ツアーのテーマなどについて再びトークへ。2人は「新旧織り交ぜたテーマパークのような、感情を揺さぶられる……」(柿沼)、「……おもしろいセットリストになってるんで」(東出)と述べると話は脱線。2月23日(日)の名古屋公演翌日に金井政人(Vo.Gt)とBucket Banquet Bis (Dr)が大阪マラソンに出場するという驚愕の事実が判明する。「(Bucket Banquet Bisは)バケツをかぶって42.195km……。こないだ金井と20km走ったら、金井が(Bucket Banquet Bisが)本当に見たことのない顔してたって言ってたんで、もしかしたら初めてのバケツ(の素顔)が見えるかもしれない(笑)」と、メンバーだからこそ知る裏話も飛び出し、イベントはついに……と思われたが、最後には2人が生み出したメニューが運ばれて試食することに。

「台湾朝ごはん 鹹豆漿 シェントウジャン」(700円)

「台湾朝ごはん 鹹豆漿 シェントウジャン」(700円)

「~バジル香る~オルタナティヴ・ガパオライス」(900円)

「~バジル香る~オルタナティヴ・ガパオライス」(900円)

まず東出は自身のメニュー「台湾朝ごはん 鹹豆漿 シェントウジャン」(700円)をほお張り「ナッツも入ってばっちり。やさしい味!」と満足げ。柿沼による「~バジル香る~オルタナティヴ・ガパオライス」(900円)は大抜が舌鼓を打ち、「おいしい。スパイスもきいてる」の食レポ。柿沼もレシピの再現性の高さに驚いた様子を見せ、『音食キッチン』ならではのひと幕でイベントは和やかなムードのまま終了した。

なお、2月18日(火)の19:30からはKroiの益田英知(Dr)が来店し、自身のオリジナルメニュー「ニードルビーフ」(800円)を直接販売する。詳細やそのほかの最新情報は『音食キッチン』の公式HP(https://funky802.com/kitchen/)にてチェックを。

取材・文=服田昌子 写真=FM802提供(撮影:ハヤシマコ)

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